内容説明
カレー専門店「イカリ屋」の老創業者・篠原は、フランチャイズ店と団結しチェーンを日本一に押し上げた。加盟店のオーナーには、リストラなどの苦渋を味わった人が多かったが、篠原への信頼は厚く彼らは自信を取り戻していった。一方、篠原は将来を見据えアメリカ進出を決断する。それを機に、自らは経営を外れ、プロ経営者・相葉に託すことに。ところがその相葉が…。
著者等紹介
楡周平[ニレシュウヘイ]
1957年生まれ。米国系企業に勤務中の96年、三〇万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念。経済小説、法廷ミステリーなど、綿密な取材に基づく作品で読者を魅了し続ける。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
chiru
113
「そんなやり方、絶対に許さねぇ!」利益のためなら加盟店も社員も使い捨て。日本経済を蝕むプロ経営者とフランチャイズビジネスの深い闇を描いた作品。カレー専門店「イカリ屋」の創設者である篠原は加盟店と団結して店を日本一に押し上げた。しかし予想に反し成長を見込めず経営から退くことに。コストカット、人件費削減、その結果、職を失い、再雇用も適用されない。そんな社会構造を変える起爆剤とは?プロ経営者に会社をメチャクチャにされる瀬戸際で大逆転が見事にキマった、スリリングで痛快なビジネス小説!★42022/09/29
となりのトウシロウ
70
カレー専門店「イカリ屋」を日本一のチェーンに築き上げた篠原。今後、更なる成長のために海外進出を目指すことを決意するが、自らの年齢と不慣れな海外展開で経営を退きプロ経営者・相葉に後任を託すことにするが・・・。上場企業の多くは投資家に向けて企業の成長を見せなくてはならずそのプレッシャーが大きければ大きいほど、近視眼的になってしまう。プロ経営者であればその成果が絶対視される。利益を求めることは大事であるが、企業は誰のために、何のためにあるのか。我が国の大きな課題解決の一つの方向性が示されているのも興味深い。2025/10/31
ユザキ部長
66
恐ろしいフランチャイズシステムとドミナント戦略。一昔前のアルバイトのやりくりだけじゃないのね。目先の利益だけじゃなく我々の子供たちの世の中を憂い販路をさがす。プラチナタウン、和僑と面白かった。2020/10/27
ヒデキ
41
プロ経営って何なんだろうと思える本でした。 さらにこの上に「投資者」と「利益」のみを優先する存在たちについて考えてしまいました。 彼らが、いるから、株価が維持されているとも思えますが 基本的にこんなの資本主義じゃないと思ってしまう 私としては、これから、どうなるんだろうと思ってしまいました2022/10/30
バイクやろうpart2
39
楡周平さん作品一作目です。タイトルに惹かれ手にしました。『国士』と言うと『国士無双』ぐらいしかピンとこない中で頁をめくりました。読み進むにつれてドキドキ、ハラハラ!、ドラマを見ているようで、頁をめくるスピードも速くなりました。経営は利益を上げることこそ至上命題、一方で働く人を無視した経営は、何処で行き詰まることを予感させます。今の難しい時代を鮮やかに表現された素晴らしい本に出会えました。2022/11/26
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