内容説明
東京の町を歩くと、意外にも坂が多いことに気づく。赤坂、神楽坂、道玄坂などの名所をはじめ、鉄砲坂、紀尾井坂、昌平坂など江戸情緒を感じさせる坂名を随所に見かける。さらに、芋洗坂、魚籃坂、伊皿子坂、妻恋坂、霊南坂など個性的な坂名の由来も気になるだろう。本書では、江戸東京の坂をめぐり歩き、史料を丹念に調べ、地域の歴史的エピソードを綴る。武士や町人にまつわる坂、事件や怪奇伝説にまつわる坂など、坂道は人々の暮らしと密接に関わっていた。首都の新たな横顔が見える歴史ガイド。
目次
第1部 坂の町・東京(東京の地勢;時代別に見る坂名の由来;自然に由来する坂名;武士に由来する坂名;町人に由来する坂名;寺社に由来する坂名;事件と怪奇伝説に由来する坂名;江戸の坂の変化)
第2部 「江戸の坂」を歩く(千代田区;港区;文京区;新宿区;台東区;目黒区;渋谷区・品川区・世田谷区;中野区・杉並区・板橋区)
著者等紹介
大石学[オオイシマナブ]
1953年、東京都生まれ。東京学芸大学卒業。同大学大学院修士課程修了、筑波大学大学院博士課程単位取得。徳川林政史研究所研究員、日本学術振興会奨励研究員、同特別研究員、名城大学助教授などを経て、東京学芸大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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