朝星夜星

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朝星夜星

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  • サイズ 46判/ページ数 512p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569854038
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

幕末から維新、明治と激動の時代の外交を料理で支えた男がいた――長崎生まれの料理人・草野丈吉で、店の名は「自由亭」。
本書は、日本初の洋食屋を長崎で開き、大阪に進出してレストラン&ホテルを開業、近代大阪の発展に貢献した丈吉を、妻ゆきの視点から描いた歴史小説。
貧しい農家に生まれた丈吉は、18歳で出島の仲買人に雇われ、ボーイ、洗濯係、コック見習いになる。
そして21歳のときにオランダ総領事の専属料理人になり、3年後に結婚。夫婦で日本初の西洋料理店をオープンさせた。店には、陸奥宗光、五代友厚、後藤象二郎、岩崎弥太郎といった綺羅星のごとき男たちがやって来る。
明治の世になり、大阪へ移った丈吉は、重要な式典で饗応料理を提供するまでになるのだが……。
夫婦で困難を乗り越え、夢をつかみ取る姿を活き活きと描いた傑作長編。

内容説明

夫婦で挑んだ「日本初の洋食屋」誕生物語。幕末の長崎で洋食屋を始め、明治の大阪でレストランとホテルを開いた料理人・草野丈吉と妻ゆき。日本の外交を支えた“自由亭”夫婦の奮闘を描く傑作長編。

著者等紹介

朝井まかて[アサイマカテ]
1959年、大阪府生まれ。甲南女子大学文学部卒。2008年、小説現代長編新人賞奨励賞を受賞してデビュー。13年、『恋歌』で本屋が選ぶ時代小説大賞、14年、同作で直木賞、『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞、15年、『すかたん』で大阪ほんま本大賞、16年、『眩』で中山義秀文学賞、17年、『福袋』で舟橋聖一文学賞、18年、『雲上雲下』で中央公論文芸賞、『悪玉伝』で司馬遼太郎賞、大阪の芸術文化に貢献した人に贈られる大阪文化賞、20年、『グッドバイ』で親鸞賞、21年、『類』で芸術選奨文部科学大臣賞と柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

293
朝井 まかては、新作中心に読んでいる作家です。幕末~明治にかけての日本初の洋食屋の波乱万丈の物語、読み応えがありました。「朝星夜星」というタイトルに象徴されるほど、凄い努力があったんでしょうね。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85403-82023/04/18

いつでも母さん

185
ほぅ‥朝井まかてさん上手し。激動の時代を二人三脚で洋食屋を営んだ草野丈吉と妻・ゆきの生涯。大河ドラマか朝ドラか!な感じの長編小説。最後は少し急いだ感じがするものの家族とか人間模様、外交までもが織り交ぜてあり長崎や大阪を舞台に、ゆきに気持が乗り移りつつ面白く読んだ。それにしても松竹梅には参っちゃうよ、丈吉のばか!私に妾は務まらないし、御寮人さんも無理だわ。ゆきさん、凄いよ。2023/03/23

のり

166
幕末から明治への激動の世で、長崎から大阪へと居を移し、西洋料理の先駆者となった「草野丈吉」と支えた妻の「ゆき」。読み書きは苦手だが、数カ国語を駆使し、西洋人の心と舌を魅了し続けた。職人として日々研鑽を積み、日本の要職に就くものからの信も厚かった。多少、女遊びも盛んな気もあったが…とにかく妥協する事はないし、審美眼も優れていたのだろう。行動力もハンパないし。それにしても逝くのが早すぎた。残された者も、丈吉の教えを守り、それを超えた。時代とはいえばそれまでだが、大切な人を次々と見送った「ゆき」は辛かっただろう2023/07/13

のぶ

157
今回朝井さんが作品のモデルに選んだのは、日本で初めて洋食屋を開いた草野丈吉だった。丈吉は、18歳で出島の仲買人に雇われ、ボーイ、コック見習いになる。21歳のときにオランダ総領事の専属料理人になり、3年後にゆきと結婚する。物語はゆきの視点で描かれている。やがて長崎で「自由亭」という店を開店し、欧米人を中心に顧客を迎え入れる。他にも陸奥宗光、後藤象二郎、岩崎弥太郎らが贔屓にしていた。その後大阪にも進出する。長い話だが、朝井さんの筆は今回も安定していて、丈吉や周辺の人物描写は的確で安心して読んでいられた。2023/02/24

とん大西

126
面白かったです。信念とド根性で駆け抜ける新時代明治の人々。「白光」「ボタニカ」の筆致にもみられた朝井まかて版朝ドラ。カツレットにビフロースに法蓮草のボートル炒め。幕末の長崎、洋食屋を始めた丈吉とゆき夫婦。丈吉の確かな腕と真摯な商いへの姿勢。客はつくが、それでも経営は火の車。頑固な夫に付き従うおゆきの生真面目な細腕繁盛記…とはちょいと違って。料理の腕はイマイチ。が、出前が入れば重い岡持ちを持って長崎の坂を縦横無尽。牧歌的だがたくましいおゆき。時代が激変していく中でも変わらぬ矜持、阿吽の呼吸。良い物語でした。2023/06/29

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