祥伝社文庫<br> こっちへお入り

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396336271
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

吉田江利、三十三歳独身OL。ちょっと荒んだアラサー女の心を癒してくれたのは往年の噺家たちだった。ひょんなことから始めた素人落語にどんどんのめり込んでいく江利。忘れかけていた他者への優しさや、何かに夢中になる情熱を徐々に取り戻していく。落語は人間の本質を描くゆえに奥深い。まさに人生の指南書だ!涙と笑いで贈る、遅れてやってきた青春の落語成長物語。

著者等紹介

平安寿子[タイラアスコ]
1953年広島市生まれ。フリーライターを経て、1999年『素晴らしい一日』にて第七十九回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。2005年『本の雑誌』が選ぶおすすめ文庫ベスト10にて『グットラックららばい』が第一位に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

162
浸りきるには、今の私は落語に傾倒しすぎていて…(笑) たまにダメだししながら読んだ。習い事で落語をはじめて、名人の落語CDを聴いてるうちにドンドンはまってく主人公。噺は全部知ってても、成り立ちや細かい用語の説明もあるからわかりやすい。ただ、主人公がどんどんと解釈していくのがね、どうなのよと。私は噺家さんが話す都度、頭に浮かぶ情景に浸っているから、理屈で考えんのは勿体無いと個人的には思う。まあ、落語は聴くも演じるも、その人なりに楽しめりゃいいってことかな。貸してくれた読友さんに感謝。2017/04/17

しんごろ

158
ひょんなことから、落語教室に入会した江利。落語を通して、自分を見つめ直して成長していく再生物語。面白いといえば面白いけど、解説があるとはいえ、落語のネタの名をただ並べてばかりという感じがして、落語のネタを絞って話を進めてくれれば、良かったかなと個人的には思った。もうちょっと落語発表会のシーン、江利の日常のシーンとかが、もっと多ければ良かったかな。でも、六代目三遊亭円生、古今亭志ん生など、昔の落語家の落語は、もう見れないけど、CDとかで聞いてみたいと思わせる筆致力は凄いなと思った。2024/10/05

greenish 🌿

124
すさんだアラサ―OL吉田江利。ひょんなことから素人落語を始めてみたら…落語を通して人間模様の奥深さを知る成長物語  ---江利の修行や仕事や恋・家族の話を主軸に、噺の中の人間模様、往年の噺家たちの系譜、そして私自身の日常が交錯していく。あちらの噺、そちらの噺を行きつ戻りつ、泣きつ嗤いつしながら、本を閉じれば表紙には、落語の”サゲ(落ち)”のように…「こっちへお入り」と。はい、まんまと「こっち」の世界に惹きこまれました! 善悪・硬軟の対立構図で語られる落語。その対比によって人間の機微を知る。腑に落ちました。2017/05/14

ふじさん

94
古今亭志ん朝、柳家小三治、桂枝雀、柳家権太楼、「文七元結」、「大工調べ」、「芝浜」等落語好きにはたまらない一冊。33歳独身OL江利がふとしたきっかけで落語の世界にのめりこむことに。落語を通して、忘れかけていた他者への優しさや思いやり、物事に夢中になる情熱を取り戻す。落語は人間の本質を描く奥深い芸だ、まさに人生の指南書だ。落語に惹かれた個性的な人々を涙と笑いで描いた落語を題材にした話。志ん朝や枝雀を改めて落語が聞きたくなった。 2021/03/14

papako

79
北村さんの『中野のお父さん』から落語つながりで。良かった!友達の素人落語を聴きに行った江利が落語にはまっていく。彼女は日常の悩みや想いを『落語脳』で乗り越えていく。ただ落語素敵!楽しい!という話ではなく、現代にも通じる人情や男女の心情を、落語を使いながらうまく消化しているので、とても腑に落ちます。そして『落語脳』これ、大事かも。恋人?の旬が最後に落語にはまり、『こちらにお入り』となるところも、なぜかほっこりしました。枝雀の落語、懐かしい。動画探してみようかな。2017/03/07

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