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祥伝社新書
欲張りで懲りないアメリカ人

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  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396111663
  • NDC分類 338.74
  • Cコード C0233

内容説明

「平気で嘘をつく」「けっして謝らない」「我慢をしない」―それが私の見たアメリカ人気質だ。在米24年、不動産投資家として、数々の物件を扱い、多くの人たちと仕事を通して接してきた。「借りるほうも借りるほうならば、貸すほうも貸すほうである」、そこには、サギ、デタラメ、ウソが充満している。政府の政策として、できるだけ、多くの人にマイホームを所有させようとした挙句、破産しても、一年後にはまたローンを組むことができるという、とんでもないことが横行した。彼らは、反省、我慢、恥ずかしい、などという観念は持ちあわせていない。アメリカ型消費資本主義など、けっして真似してはいけない実例集である。

目次

序章 投資家の私が見た狂気のアメリカ―サブプライムの現場から(バブルの真っ只中で見た狂気の沙汰;借家人を通じてみたアメリカ庶民の生活 ほか)
1章 借金漬けのアメリカ人―クレジットは“麻薬”。米政府はその売人(その日暮らし;40代、50代でも貯金ゼロ ほか)
2章 サブプライムだけではない―借り手も金融機関もウォール街も欲まみれ(問題はサブプライムだけではない!;差し押さえ、自己破産に陥る投機家ら ほか)
3章 「悪いのは自分じゃない」―謝らないアメリカ人(謝らないアメリカ人;平気で嘘をつくアメリカ人 ほか)
4章 社会背景―消える中流階級、増えるワーキングプア(増えない資金;経済繁栄に必要だった負債 ほか)

著者等紹介

有元美津世[アリモトミツヨ]
在米24年。大学卒業後、日米企業勤務を経て渡米。アメリカ企業勤務後、日本企業の米国現地法人立ち上げに携わる。MBA取得後、独立。十数年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。2003年より不動産投資を開始。カリフォルニアの不動産バブル崩壊を見越し、他州で賃貸物件購入。カリフォルニアの物件は2005年までに売却し、他州に移住。投資業・大家業を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

27
在米24年の不動産投資家、09年著。サブプライム問題の解説を含め、アメリカ人がいかに貯金と無縁であるか、収入が多くても支出が多く緊急時に赤字になる人間の多さ、借金漬けの米国人などを見ていく。全員ではないが、確かに米国人で自分の収入以上の生活をしている人は多いと思う。今後AI化が進みさらに貧富の差は開いていくだろう。日本もアメリカを追っている気がしてならない。2019/05/08

Risa Shimowada

1
軽いゴシップ本のつもりで読んだら、予想外に骨太の中身だった。先日、日米の不動産売買の仕組みについて調べた時には米国はちゃんとした仕組みが出来てるなあなんて思っていたが、実態はこれかと驚き。我慢せずに楽しんで借金踏み倒して社会が回るのならばその方が良いかも、とも思ったり。 しかし、もう少し固めのタイトルにして、中身も個人的な愚痴みたいなのを削れば、もっと名著として読まれただろうに。タイトルと中身のギャップ、誰をターゲットにした本なのかが分からなかった。「!」が多いのも、英文風だが、日本文としては違和感。2014/08/25

ango28

1
冒頭で玄人素人皆デタラメばかり書いていると言いきってしまうのはどうかなと思ったが、それくらいの自負が感じられる一冊。サブプライム問題をこれほど実感として、かつ論理的に説明する書は他にないだろう。当地の専門職でなければ知らないローンの仕組みなど詳細に富んでおり知的欲求も満たしてくれる。ただ何故問題となった委員長達の名を明記しないのか。調べればすぐに分かることなのに。状況がリアルに伝わり過ぎて米国の行く末が本気で心配になってきた。米ドル大丈夫か?2009/10/06

近藤雄一朗

0
3章の「悪いのは自分じゃない」が好き。アメリカ人のことを端的に表現していてわかりやすい。 謝らない・平気で嘘をつく・我慢できない・反省しない等。 お金がなくても我慢しないで物を買う。そのお金は借金する。借金すること自体、悪いこととは思っていない文化があるようで、何かと消費する。金がないのに高級車に乗ったり、大きな家を買ったり。借金は踏み倒すし。日本人には理解できない行動が多いが、アメリカがそういう環境のよう。我々もそこに放り込まれたら、きっと同じ生活スタイルになるんだろうな。2014/12/06

チャボ

0
3章の「悪いのは自分じゃない」が好き。アメリカ人のことを端的に表現していてわかりやすい。 謝らない・平気で嘘をつく・我慢できない・反省しない等。 お金がなくても我慢しないで物を買う。そのお金は借金する。借金すること自体、悪いこととは思っていない文化があるようで、何かと消費する。金がないのに高級車に乗ったり、大きな家を買ったり。借金は踏み倒すし。日本人には理解できない行動が多いが、アメリカがそういう環境のよう。我々もそこに放り込まれたら、きっと同じ生活スタイルになるんだろうな。2014/12/06

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