あなたを変える枕草子

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093882866
  • NDC分類 914.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

あなたの人生が幸せに変わる枕草子

92歳を迎える清川妙さんが、前向きに暮らすための全ての知恵がある、と語る『枕草子』を、世界一わかりやすく解説する、枕草子エッセイ。
枕草子を読めば、前向きに、ネガティブな気持ちもポジティブに切りかえて、明るく愉しく暮らせるようになると、しぜんに思わせてくれる、生き方のガイドブックです。
あなたの生き方を変えてくれるポイントとなるフレーズを太字で表示!ながめているだけで、つよく生き抜く勇気がわいてきます。
くよくよと悩む心にカツを入れてくれ、あなたを幸せに導いてくれる、清川妙さん92年の生きかた総決算となるエッセイです。

【編集担当からのおすすめ情報】
古典だと思わないで読んでください。
これはひとつの哲学、ひとつの詩です。
人生に悩むすべての人にささげたい一冊です。


あなたを変える枕草子 目次

春はあけぼの
春はあけぼの、いとをかし!
眼力を磨くと世界が変わる。
あの日のときめきを忘れない。
ものを学ぶ。それは大いなる喜び。
慕う人がいる という、しあわせ。

照る日、曇る日
人生には、照る日も曇る日も。
過去ほど美しいものはない。
人の世にありがたきもの。
心ひらいて。清女の自然詩集。
わが胸にひびく言葉さえあれば。

心の友
友だち以上、恋人未満。
喜びは、心しだいで増えていく。
生きていく日々、同志の絆。

心の眼
あなたはほんとうにものを見ている?
いつくしみが心を深くする。
喜びの発火点を自分で見いだす。
いやなこともユーモアで制す。

おもかげ
人生に全き幸いはありや。
すこし春ある心地こそすれ。
哀愁の中にもユーモアを。
われをば、いかが見る。
おもかげは、いつもこの胸に。


あとがき


清川 妙[キヨカワ タエ]
著・文・その他

内容説明

92歳を迎える著者が世界一わかりやすく『枕草子』を紐解く。

目次

春はあけぼの(春はあけぼの、いとをかし!;眼力を磨くと世界が変わる。 ほか)
照る日、曇る日(人生には、照る日も曇る日も。;過去ほど美しいものはない。 ほか)
心の友(友だち以上、恋人未満;喜びは、心しだいでふえていく。 ほか)
心の眼(あなたはほんとうにものを見ている?;いつくしみが心を深くする。 ほか)
おもかげ(人生に全き幸いはありや。;すこし春ある心地こそすれ ほか)

著者等紹介

清川妙[キヨカワタエ]
1921年、山口県生まれ。奈良女高師(現奈良女子大学)文科卒。教職を経たのち文筆活動に入る。古典評論、生きかたエッセイなど、多方面にわたる執筆や講演で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつこ

41
BS11『すずらん本屋堂』での紹介と想定に惹かれ読んだ。最後に知ったけど装丁写真は好きな蜷川実花さん。 内容は『枕草子』から清少納言という人間を見る。ここでは清女と呼ばれている。清女は感性が豊かな反面、傷つきやすかったり。でもすぐプラス思考に変える!歌にも詳しく、お使いした中宮様中心に知的会話をとても楽しむ。それがまたユーモアだったり、からかいが含まれていたり。学校の授業ではあんまりそういうこと意識しなかったけど、面白い。 私も小さなことに幸せを感じられる人になりたい。旅行中とかに読むのも良さそう♪2013/03/09

花実

15
読みやすくて元気が出るとてもいい本。枕草子のガイドブックであると同時に、清少納言の見方、感じ方、生き方から学ぶ「前向きな生き方のガイドブック」にもなっている。実は今、『枕草子』を読んでいて、時間的に前後している部分がわかりにくいと思っていたのだが、この本で、時間の経過が整理できた。定子中宮(皇后)の置かれた立場の変化と、そのことに触れない『枕草子』の意志もよく理解できた。筆者の清川妙さんは92歳。清少納言への愛情が溢れている文章はとても若々しいです。2013/11/12

Mayu

13
枕草子への愛が伝わってくる著作。清少納言は政治的には斜陽の中宮に仕え、その燦然たるときも、没落後も知っているだけに、この主人の心にいつも寄り添うことができ、その深い慈しみの気持ちが、自然の美しさ、人の心の機微を発見し愛でることに繋がったのかなと。だから、現代人にとっても、不遇のときをやり過ごすヒントになり得る作品だと感じました。以前イタリアの貴族を取材した本で、苦労によって人が歪んでしまうか、それとも磨かれるかは知性の有無によると書かれていたことに改めて納得。もちろん辛い場面だけでなく、恋や華やかなサロン2019/09/18

しゅてふぁん

8
女性の視点からみた、枕草子。言葉の奥に潜む清少納言の心が書かれていてとてもよかった。「古典の勉強とは、こまやかさの極みの心で織りあげられた言葉の織物の、織目のひとつひとつに目を凝らして、そこに隠された心のあやを見つけること。」という一文に強く惹かれた。2015/12/07

ぷれば

8
もう、ね…言葉にならないくらい感動しました。「枕草子」。春はあけぼの、香炉峰の雪、などなど学校で習ったくらいしか知らなかったのが、今更ながらもったいなく思いました。時代を経ても、変わらぬもの…みずみずしい感性『心』を大切にしたいものです。2014/07/01

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