ソクラテスと若者たち―彼らは堕落させられたか?

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ソクラテスと若者たち―彼らは堕落させられたか?

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  • サイズ 46判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393322338
  • NDC分類 131.2
  • Cコード C0010

出版社内容情報

「ソクラテス、あなたは善く生きろというが、では "具体的にどうすれば" 善い人間になれるのか」。ソクラテスの語る哲学の実効性に疑義を抱いた若者たち。本書では、異なる人生の航路を歩んだ3人の若者たちに焦点をあて、彼らの生きざまを探っていく。

内容説明

ソクラテスの罪状を問う!ソクラテスはなぜ死刑になったのか。彼と深く関わった個性豊かな若者たち―求道者クレイトポン、風雲児アルキビアデス、快楽主義者アリスティッポス―との対話から、ソクラテスの実像に迫る。

目次

第1章 それから?―クレイトポンと「その先」への問い(謎の対話篇『クレイトポン』;『国家』におけるトラシュマコスとクレイトポン;クレイトポンの要求は正当か?―ソクラテスの沈黙の意味するもの ほか)
第2章 哲学と政治の間で―アルキビアデスと引き裂かれた自己(トゥキュディデス『歴史』に見るロゴスとエルゴン;プラトン『アルキビアデス』における哲学と政治;宴席乱入―プラトン『饗宴』におけるアルキビアデス ほか)
第3章 さらばポリス―アリスティッポスと「第三の道」(僕が持っているのであって、僕が持たれているわけではないよ―ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』から;暖簾に腕押し―クセノポン『ソクラテスの思い出』から)

著者等紹介

三嶋輝夫[ミシマテルオ]
1949年、東京都生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学文学部助手、青山学院大学専任講師・助教授を経て、青山学院大学文学部教授を長く務めた。専門は、倫理学・ギリシア哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buuupuuu

9
カリクレスが示唆するように、ソクラテスの振る舞いは実践とは馴染まないように見える。クレイトポンは、ソクラテスが徳を勧めはするけれども、徳それ自体については何も教えてくれないと不平を言う。アルキビアデスは、政治と哲学に引き裂かれて苦悩する。確かな知に基づいた行為を目指していたはずなのに、どうしてこうなってしまうのか。プラトンの著作のあちこちにアルキビアデスを思わせる文章があるのが面白い。なぜよい家柄に生まれ、圧倒的な才能を持った人が堕落してしまうのか。間近で見ていたプラトンは真剣に受け止めたに違いない。2022/02/27

みのくま

4
本書はクレイトポン、アルキビアデス、アリスティッポスの3人の言動行動からソクラテスの影響について考察する良書。クレイトポンは「あなた(ソクラテス)はまだ徳の勧めを受けていない人間にとっては素晴らしく価値があるけれども、徳の勧めをすでに受けてしまった者にとっては、徳の極みまで突き進んで幸福になるためには邪魔も同然だと主張することになる」という。このソクラテス評はアルキビアデスにも共通し、若者たちを困惑させるのだ。他方アリスティッポスはもっと現実的な思想をソクラテスにぶつける。これがソクラテスの弟子たちなのだ2024/04/12

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