出版社内容情報
「ソクラテス、あなたは善く生きろというが、では "具体的にどうすれば" 善い人間になれるのか」。ソクラテスの語る哲学の実効性に疑義を抱いた若者たち。本書では、異なる人生の航路を歩んだ3人の若者たちに焦点をあて、彼らの生きざまを探っていく。
内容説明
ソクラテスの罪状を問う!ソクラテスはなぜ死刑になったのか。彼と深く関わった個性豊かな若者たち―求道者クレイトポン、風雲児アルキビアデス、快楽主義者アリスティッポス―との対話から、ソクラテスの実像に迫る。
目次
第1章 それから?―クレイトポンと「その先」への問い(謎の対話篇『クレイトポン』;『国家』におけるトラシュマコスとクレイトポン;クレイトポンの要求は正当か?―ソクラテスの沈黙の意味するもの ほか)
第2章 哲学と政治の間で―アルキビアデスと引き裂かれた自己(トゥキュディデス『歴史』に見るロゴスとエルゴン;プラトン『アルキビアデス』における哲学と政治;宴席乱入―プラトン『饗宴』におけるアルキビアデス ほか)
第3章 さらばポリス―アリスティッポスと「第三の道」(僕が持っているのであって、僕が持たれているわけではないよ―ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』から;暖簾に腕押し―クセノポン『ソクラテスの思い出』から)
著者等紹介
三嶋輝夫[ミシマテルオ]
1949年、東京都生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学文学部助手、青山学院大学専任講師・助教授を経て、青山学院大学文学部教授を長く務めた。専門は、倫理学・ギリシア哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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みのくま