内容説明
インチキ催眠術師の前に現れた不気味な女性。突然大声で笑い出しては、自分は宇宙人だと叫ぶ彼女が見せる予知能力は話題となり、日本中のメディアが殺到した。その頃、二億円もの横領事件の捜査線上には、ある女性が浮かび上がっていた。臨床心理士・嵯峨敏也が、催眠療法を駆使して見抜いた真実とは?衝撃のどんでん返しの後に感動が押し寄せる、松岡ワールドの原点が、最新の科学理論を盛り込んで完全版となって登場。
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
68
【シリーズ1作目】万能鑑定士Qの4巻を読もうと思ったら本作の主人公・嵯峨敏也が当時するとあったので急遽こちらを読む事に。インチキ催眠術師の前に現れたのは、突然大声で笑い出し、自分は宇宙人だと叫ぶ不気味な女性。予知能力もありメディアの話題に。そんな時に発覚した横領事件。天才臨床心理士が主人公だと思って読んでいたのだが『そんなに天才??』と疑問に…。最後まで読んでみて『天才なのかも…』と思い始めた。早速2作目へ。2021/02/18
yukision
59
万能鑑定士Qの事件簿に登場したことからこちらへ。パチンコやゲームにはまっている状態って、トランス状態だったのか。あまり意識したことはなかったが、この本を読むまで催眠療法=催眠術で、人を操ることのできる怪しげなものというイメージがあったことは否めない。催眠療法についての認識を正せたのは良かった。2020/11/10
遥かなる想い
44
うさん臭いものと 思われがちな 「催眠療法」を 主眼に置いた この本は、 娯楽作品としては 軽快で 通勤電車の中で 読み流すには よい、と 思う。
UK
32
Qちゃんのご縁でなんとなく。この作者は、犯罪者はいても根っから悪い人はいない、という前提なので安心して読める。多重人格者の突拍子もない行動に、インチキ催眠術師やカウンセラー、そして警察が振り回される。ラストは意外などんでん返しで、これは相当無理だけど、まあ作者のサービス精神のあらわれってことで楽しんでおきましょう。2017/09/01
にゃおこ
31
昔から本屋さんで平積みされているのをよく見かける作家さんでしたが、初めてのご縁。経歴もこれがデビュー作でミリオンセラーなのも、初めて知りました。本作は時代の変化に従ってリメイクされたものだそう。末尾の、このシリーズの一覧表に圧倒され、手をつけだしたら大変そう。2024/06/30
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- 和書
- 構文と主観性