内容説明
わずか0.2グラムの青酸と巧みな情報操作で企業脅迫を劇場犯罪へと展開したかい人21面相のシナリオとそのインパクトを検証。企業と大量消費社会の危機管理を問う。
目次
序章 脅迫状届く
1章 脅迫された企業の危機管理(尾を引いた社長誘拐の動揺―江崎グリコ;水面下のフィールド対策―丸大食品;国も参画した企業安保―森永製菓;30時間の重役会議―ハウス食品;対面販売のメリット―不二家)
2章 企業脅迫により経済はどう動いたか(広告代理店の泣き笑い―宣伝プラン立たず;株価操作―21面相に踊らされた兜町;流通企業格差―建て前の西武と本音のダイエー)
終章 企業論理と捜査体制