内容説明
「かぼちゃの馬車」事件で不動産投資ブーム、終結。新築1R業者、客付仲介会社、管理会社、買取販売会社。ブームの陰で暗躍していた「極悪な業者」の実態を大暴露。
目次
第1章 拡大を続けるマーケットでのさばる「モラルなき不動産投資業者」たち
第2章 黎明期からブーム絶頂期まで独立と統合を繰り返す業者たちの系譜
第3章 エリートサラリーマンをカモにボロ儲け「新築1R業者」のリアル
第4章 物件情報をネットワークビジネス方式で拡散「客付仲介会社」のリアル
第5章 修繕工事でぼったくりを繰り返す「管理会社」のリアル
第6章 瑕疵担保責任を負わない「四為業者」が登場「買取販売会社」のリアル
第7章 その業者は悪徳か、優良か?「パートナー選び」が不動産投資の成否を分ける
著者等紹介
藤本好二[フジモトコウジ]
ウィステリア・グループ株式会社会長兼代表取締役社長。1980年生まれ、大阪府出身。日本大学卒業後、新築区分マンションを販売する不動産会社に就職。その後、金融コンサルティング企業、IT上場企業で経営全般に関する知識を得て、2006年、株式会社ウィー・イング・シーを起業して独立。2016年11月、ウィステリア・グループ株式会社を設立。建設業や不動産売買仲介業、管理業に従事していた人材を集め、投資家のニーズに全方位から応えられる体制を築く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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luckyair
2
不動産業界は闇が多い。不動産投資もかぼちゃの馬車&スルガの1件を皮切りにブームが冷めてきているが、無理なローンを引き出そうとする悪徳業者が消えていくのはいいこと。リーマンショックを乗り越えたいい業者は仲介だけでなく提案力や営業力も高い。宅建免許の更新回数も一つの参考に。管理会社にも注意。物件のずさんな管理状況を棚に上げて、家賃が高いから決まらないとオーナーに伝える業者もいる。管理戸数の規模や、入居率95パーセント程度を目安とする。大和リビングはきちんと履歴、レポートにて報告してくれるらしい。★★☆2019/07/06
Knock out@千葉県
0
不動産業界の内情を簡潔にまとめているので一読しておいて損はないと思います。最後は、著者経営の会社の内容が紹介されていますが、嫌味のない程度と、著者の考え方には共感できるものがあったので押しつけがましさはない。2022/01/20
mystery#01
0
不動産業界の中で投資について常識であるが、投資家は気づいていないであろう内容、となっている。ここに書かれている内容を知らない人間は不動産投資をしない方がいい。あまりに常識的な話だからだ。ただ私の周辺にも危なかっかしいサラリーマン大家がいる。ある者は本で読んだり、誰かから聞いた話をさも自分の知識のようにひけらかす。実は素人に毛が生えた程度のレベルにもかかわらず、だ。かぼちゃの馬車もそうだが、皆自分の頭で考え、深く掘り下げようとしない。オレオレ詐欺同様、自分だけは騙されないと妙な自信を持っているから厄介だ。2019/08/24