出版社内容情報
私は何を知りたいのか、何を知るべきなのか?
急速なデジタル化により情報の洪水におぼれそうな現代、「判断・行動のための知識」をいかに手に入れるか?
安全保障・ビジネスにわたる代表的な理論と多様な事例を紹介し、新たなインテリジェンス創造モデルを提示する。
必要なのは、より多くの情報ではない、利益の自覚である。
神出鬼没の麻薬王、基地に迫る弾道ミサイル、高圧的な経営幹部と忖度社員、気分が落ち込む不味いコーヒー……。
困難な課題に直面した組織は、いかにして人と人とをつなぎ、「利益を実現する知識」を生み出したのか?
内容説明
私は何を知りたいのか?急速なデジタル化により情報の洪水におぼれそうな現代、「判断・行動のための知識」をいかに手に入れるか?安全保障・ビジネスにわたる代表的な理論と多様な事例を紹介し、新たなインテリジェンス創造モデルを提示する。
目次
プロローグ 利益をいかに実現するか
第1部 インテリジェンス・サイクルの誕生(インテリジェンスとは何か?;インテリジェンス・サイクルとは何か?;インテリジェンス・サイクルはなぜ生まれたのか?)
第2部 「情報化時代」におけるインテリジェンス・サイクルの機能不全(「情報化時代」とは何か?;情報のパラドクスの出現;インテリジェンス・サイクルの機能不全)
第3部 情報化時代を乗り切る新たなインテリジェンス創造モデル(新モデルに求められる条件;アクター統合促進型モデル―カスタマーと情報サイドを連携させる;ターゲット・セントリック・アプローチ―米国機関で採用されたウィキペディア型協働モデル;センス・メイキング・モデル―カスタマーと情報サイドをブリーファーがつなぐ;デュアル・オペレーティング・システム―ビューロクラシー×ネットワーク=?;利益中心型モデルの提唱―「利益の自覚」から始めよ)
エピローグ 自分は何を知るべきなのか?
著者等紹介
北岡元[キタオカハジメ]
前在エストニア日本国大使館特命全権大使。1979年東京大学法学部卒業、同年外務省入省、欧亜局(現欧州局)西欧第二課、80年外務省在外上級研修員(英国留学)、82年在英国日本国大使館、84年オックスフォード大学国際関係論修士取得(M.Litt. in International Relations)、同年外務省経済局国際経済第一課、87年外務省中近東アフリカ局(現中東アフリカ局)中近東第一課・課長補佐、89年外務省欧亜局(現欧州局)西欧第二課・首席事務官、19年在エストニア日本国大使館特命全権大使、2021年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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