出版社内容情報
全国に吹き荒れた、住民運動の先駆けである「富山の米騒動」から1018年で100年。
詳細な資料を元に富山県が発火点となった米騒動を大正から更に遡り、明治の米騒動も含め明らかにする。
2016年12月、日本版ピュリッツアー賞と言われる「第22回平和・協同ジャーナリスト基金賞」において奨励賞受賞
目次
第1章 近代国家―それは米と新聞から始まった
第2章 倫理と暴力―全国に伝播した明治期最大の米騒動
第3章 自立を始めた新聞と民衆―明治の米騒動とは何だったのか
第4章 民衆意識の峰―ドキュメント 大正の米騒動
第5章 権力とジャーナリズム―治安維持法への導火線
第6章 米騒動以後のジャーナリズム―今、何が問われているのか
著者等紹介
金澤敏子[カナザワトシコ]
1951(昭和26)年生まれ。細川嘉六ふるさと研究会代表。北日本放送アナウンサーを経て、テレビ・ラジオのドキュメンタリーを四〇本余り制作。主書『NPOが動く とやまが動く 市民社会これからのこと』(共著、桂書房、2012年)日本NPO学会審査委員会特別賞受賞。受賞番組:NNNドキュメント’96『赤紙配達人―ある兵事係の証言』1996・平成8年芸術祭賞放送部門優秀賞、芸術選奨文部大臣新人賞、アジアテレビ映像祭沖縄賞、民間放送連盟賞テレビ教養部門優秀賞、放送文化基金個人賞ほか
向井嘉之[ムカイヨシユキ]
1943(昭和18)年生まれ。ジャーナリスト。とやまNPO研究会代表。イタイイタイ病を語り継ぐ会代表。元聖泉大学人間学部教授(メディア論)。日本NIE学会会員。日本NPO学会会員。主書『イタイイタイ病報道史』(共著、桂書房、2011年)平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞。『NPOが動く とやまが動く 市民社会これからのこと』(共著、桂書房、2012年)日本NPO学会審査委員会特別賞受賞
阿部不二子[アベフジコ]
1919(大正8)年生まれ。細川嘉六ふるさと研究会顧問。1947・昭和22年「泊演劇研究会」を夫・阿部順三ら仲間と結成。茶道裏千家の師範として1979・昭和54年より三二年間指導にあたる
瀬谷實[セヤミノル]
1946(昭和21)年生まれ。ジャパン・プレス・サービス(JPS)代表取締役。翻訳、英文書籍の編集に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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