内容説明
父・佐藤紅緑、遠藤周作、川上宗薫、色川武大からイタズラ好き狐霊まで、著者が遭遇した珍客の数々。
目次
あの世とこの世
怪人の行方
どこまでつづく合戦ぞ
ノホホンと天国行き
心やさしい人への訓話
生きるもたいへん死んでもたいへん
珍友
地獄は…ある。
あの世からのプレゼント
狼男は可哀そうか?
死は終りではない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のり
20
佐藤愛子さんの霊体験の数々。押し付けるでもなく事実を書いているだけという感じが面白い。佐藤さんの周りも霊感強すぎ(笑)『些事に縛られる魂は波動が低いから、あの世にいけない』死んでから苦しいのは嫌だわ~!死んだ作家達の楽しい様子は素敵。江原啓之と美輪明宏はやっぱり凄いんだろうなぁ。2016/08/27
ともち
12
私は冥途からのお客の姿が見えないけど、本当に霊は存在するのかも・・・と思えてきた。「憑依しないように死ぬということは、生きている間に卑しい情念や欲望を克服し、何も思い遺すことがないように十分に生き抜くことだ」 死んだ後も迷惑をかけぬように明記しておこう!2016/11/20
ツキノ
11
2004年9月発行。登場する人は、つまみ枝豆、川上宗薫、美輪明宏、色川武大、江原啓之、中山あい子、大西弘泰(日本心霊科学協会元理事)、中川昌蔵、遠藤周作、開高健、有吉佐和子、佐藤紅緑、福士幸次郎。おもしろかった。2016/09/03
attsun
6
怖いのは嫌いなのについ手に取ってしまった。怖いーといいながら半信半疑で読んでいたのがいつの間にか最後は信じていたように思う。というかきっと信じているのだけれど信じたら怖いので違うよねといい聞かせてる。あることで自殺は絶対しないと思ったがこの本を読んでもさらに思った。そして最後は白山神社でなんだかいろいろご縁を感じてしまった。2017/01/17
あいら
5
霊体験のお話として、とても興味深く読めました。 狐憑きのお話はかなり、ゾワゾワしました。 死後の世界はあると言い切られて嫌な気持ちにならないのがよかったです。 死んで終わりじゃないと言うことが、生きる力になる気がしました。 2017/05/15