出版社内容情報
甘いスイーツがビターな事件の謎解きに絡む大ヒット作をシリーズ化。書下ろしの続編を5月に刊行予定。連ドラ化にも最適な連作短編。
内容説明
洋菓子が美味しい喫茶店プリエールは、店主の兄・季と、元警官でパティシエ役の弟・智が切り盛りする隠れ家的お店だ。優秀な警官だった智を連れ戻そうと店に詰め掛けるのは、県警秘書室の直ちゃん。彼女が持ち込む未解決事件を、兄弟で捜査することになって―。四つの奇妙な殺人事件を、名探偵の兄弟の絆と甘いケーキが解決に導く。ほろ苦く切ない傑作ミステリー。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
89
お召し上がりは容疑者からパティシエの秘密推理として2013年9月幻冬舎文庫刊。書き下ろし。2020年4月難事件カフェと改題して光文社文庫化。シリーズ1作目。喪服の女王陛下のために、スフレの時間が教えてくれる、星空と死者と桃のタルト、最後は,甘い解決を、の連作短編。グルメミステリかと思いきや、殺人とかが絡むミステリーだった。喫茶店を営む季(みのる)と店を手伝う弟の休職中の刑事智(さとる)に持ち込まれる難事件を解決していく。事件を持ち込む県警本部秘書室の直ちゃんが無理矢理感いっぱいで、納得できない世界でした。2021/11/23
NADIA
83
都会(?)でカフェを営む兄・季(みのる)と弟・智(さとる)。弟は難事件をいくつも頭脳だけで解決したという県警の元警部。智の居場所を突き止めた県警秘書室に勤務する現役警察官・直ちゃんが持ち込む難事件を解決するスタイル。タイトルから想像される通りである。軽いようで潜むテーマは結構重かったりするものもあるが、肝心の事件がなあ・・・(^^; カフェで難事件解決しなくてもいいかな。直ちゃん以外のキャラクターにはあまり魅力も感じない。というわけで、やっぱり一番面白かったのは法螺が炸裂するあとがきだ。2020/09/30
涼
73
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/06/post-15d461.html フィクションにしても、あり得ない設定ですね。2021/06/07
hirune
55
既読本の改題加筆修正したものでしたが、内容をまっったく忘れてたので無問題でした。表紙の絵も華麗になってたしね♡兄弟で営むカフェだが パティシエの弟が退職した元敏腕警部なのでその柵で謎の女性警察官から未解決事件を解決するよう強要され奔走する兄と弟…でも結構好きで参加してますよね⁇その女性警官と事件で知り合った女性弁護士とグループ交際しながら事件を追う。お気楽そうだけど意外と謎は深刻で本格的。そして最後にドカンと重た〜い事態が。。楽しかったです😄2020/05/22
茉莉花
47
警察を突然辞めた惣司智は、兄の季が継いだ喫茶店でパティシエとして働き始めた。鋭敏な推理力を持つ智の知恵を借りたい県警本部は秘書室の直ちゃんを送り込み、難解な殺人事件ばかりを相談させてきて…。2021/03/22