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出版社内容情報
時代の流れや事件の中で中医協の組織や役割に変化があったことに触れながら、その変遷と意義、外部からの動きや働きかけに言及し、今後の医療・医療制度の方向性について展望している。
佐藤 敏信[サトウトシノブ]
著・文・その他
目次
第1章 わが国の医療制度と中医協(わが国の医療保険制度の特徴と中医協;中医協の始まり ほか)
第2章 中医協と診療報酬改定(医療保険制度とは;診療報酬とは ほか)
第3章 中医協のあり方変えた出来事(医療費亡国論の公表;中医協のあり方変えた「下村‐臼田事件」 ほか)
第4章 ステークホルダー/主導権の変遷(武見日医会長と厚生省・中医協;役所主導への変化 ほか)
第5章 今日的課題(財源をどう確保するのか;合理的・科学的意志決定の時代 ほか)
著者等紹介
佐藤敏信[サトウトシノブ]
久留米大学特命教授(医療政策担当)。日医総研客員研究員。1983年山口大学医学部卒業。同年厚生省入省。大分県環境保健部健康対策課長、岩手県保健福祉部部長、厚生労働省雇用均等児童家庭局母子保健課長、厚生労働省医政局指導課長などを経て、2008年に厚生労働省保険局医療課長、2010年に環境省総合環境政策局環境保健部長、2013年に厚生労働省健康局長を歴任。2017年より久留米大学特命教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西
20
仕事上での勉強のために。やはり一回流し読みだけでは難しい。また再読しよう2019/07/29
teddy11015544
7
保険診療の構造と歴史についての私見を交えた解説書です。勉強になりました。2020/02/20
Iwata Kentaro
4
中医協についてはいずれちゃんと勉強せねばと思っていたのでうってつけの本でした。とても勉強になりましたが、逆に医療の将来の見立てはオールドファッションドという印象も持ちました。現状説明能力が突出的に高くなると未来展望が切り開けなくなるの好例か。2019/07/08
ぷー
2
薬局経営について学ぶために完読しましたが、結局のところ、審議会や委員会、懇談会を追うことで医療制度の道筋を予測できるから頑張れ、というクロージングでした。個人で追うのはとてもハードですし、意図を取り違える可能性も往往にしてありそうなので、読み解いた解説を掲載してくれているサイトがあればいいなぁ。2020/08/25
りさ
1
90代でも自立して生活する人はおり、施設入所よりもなるべくできる限り自宅で過ごせるようにリハビリや生活支援をして重症化予防をしている。だが、筆者は、80代以上の在宅療養はかえってお金がかかるのではと根拠のない見方、かつ、個人の人生において常に成長しうる、援助は足りない部分を補い主体性、尊厳を保つためのものである視点が欠落しており、著者の論調に全く同意できない。権力と政治的な駆け引きの上に成り立っている議論で、当事者視点が全く感じられない。もっと当事者、当事者を知る医療者が医療制度の再構築に参画しなければ。2020/02/01