光文社文庫<br> 淡雪の小舟―包丁浪人〈4〉

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光文社文庫
淡雪の小舟―包丁浪人〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334767020
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

日本橋小舟町界隈では今日もどこかで騒ぎが持ち上がる!故あって長屋暮しの素浪人・刀根新三郎。料理上手の彼は町の人々に慕われ、様々な相談事にかかずらう。商家娘の恋に始まり、辻斬りの下手人探しまで…。そして、想い人のおえんに縁談が!?鱚の刺身、無花果の天麩羅、淡雪豆腐など季節を彩る美味と共に、人情と風情に満ちあふれたシリーズ第四弾!文庫書下ろし連作時代小説。

著者等紹介

芦川淳一[アシカワジュンイチ]
1953年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪風のねこ@(=´ω`=)

81
会心の出来。兄上も母上も満足したろう。茂太郎も憎めないね。自分の舌に正直だからかな。嘘の下手な不器用な人物だが、余計に人間臭さが染み出ている様にも思う。峰打ちは苦手だといいつつ、前編では綺麗に峰を反していたしね。生まれが違っていたならなぁ。さて。良い食材でも料理人が刃を入れねば料理に変わらない。人の成長もその様なものかもしれない。千右衛門の言葉は新三郎の心に”刃を入れた”。つまり新三郎は、料理されてしまったって訳だ!(笑)おえんにどういう料理を作るつもりなのか。自分がボヤいていた通り甘過ぎないといいね。2016/07/28

真理そら

37
父の葬式にも行けないなんてかわいそう。兄や母とひっそり再会したり、おえんさんとのことも何とかしないといけないし…で、この続きは?2019/07/08

うずら

18
包丁浪人シリーズ第4弾。お人好しでお節介で知りたがり、剣の腕はあるが心優しい新三郎が、身近に起こった事件に首を突っ込みつつ料理を作ったりするシリーズです。今回は新三郎にとって心に堪えることが起こりますが、新三郎自身も一歩前に踏み出せたのではないでしょいか。じんわり、ホロリ、面白かったです。2014/04/24

ごへいもち

16
あまり引っかかることもなく気楽に読める、と思ったらこれで終わり…。ちょっと残念。ブログは更新中なのに作品は最近刊がないみたい。?2023/09/29

ううち

11
淡雪豆腐美味しそうでした。無花果の天ぷらはどうなのかと思うけど、ちょっと食べてみたい。控えめで面倒見がよく、子供にも慕われ、家族想いだし、剣もすごくてお料理上手。新三郎はものすごく理想のタイプ…!私も料理作ってもらいたいな〜。2014/03/13

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