出版社内容情報
名探偵、死宮遊歩は窓のない部屋で目覚めた。部屋の外は迷宮である。探索しながら、同様に囚らわれていた男女と次々に合流すると、声が流れてきた。「迷宮入りした六つの事件の犯人を集めた。七人で殺し合い、生き残った一人のみがこの迷宮牢から解放される」。そして、言葉通り、一人ずつ囚らわれ人が殺されていく――。
鬼才の超絶技巧ミステリが文庫化!
【目次】
内容説明
名探偵、死宮遊歩は窓のない部屋で目覚めた。部屋の外は迷宮である。探索しながら、同様に囚われていた男女と次々に合流すると、声が流れてきた。「迷宮入りした六つの事件の犯人を集めた。七人で殺し合い、生き残った一人のみがこの迷宮牢から解放される」そして、言葉通り、一人ずつ囚われ人が殺されて―。鬼才の超絶技巧ミステリを見破れるか!?
著者等紹介
早坂吝[ハヤサカヤブサカ]
1988年、大阪府生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学推理小説研究会出身。2014年に『○○○○○○○○殺人事件』で第50回メフィスト賞を受賞しデビュー。同作で「ミステリが読みたい!2015年版」新人賞を受賞。’17年『誰も僕を裁けない』で第17回本格ミステリ大賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
迷宮牢で目を覚ました女名探偵の死宮遊歩。6つの迷宮入り凶悪事件の犯人を集めたゲームマスターから、生き残りを賭けたサバイバルを告げられるミステリ。冒頭に描かれる理不尽な一家殺害事件。そこから死宮の視点で描かれる1人1人殺害されてゆく7人の男女によるサバイバル。生きてここを出られるのは誰か?そしてゲームマスターの目的はどこにあるのか。二転三転する状況の中で作り込まれたディテールが活きて、らしいトリッキーな展開もありましたけど、僅かな手がかりから解決への糸口を見出して世界を反転させてみせた結末はお見事でしたね。2025/11/16
lucifer
11
まずタイトルからして違和感。そして、しおかぜ市の一家殺害事件と迷宮牢の殺人事件この2つに何のつながりがあるのかが見いだせず読んでる最中ずっとモヤモヤして気持ち悪い。さらに、名探偵の死宮遊歩が気味が悪い。その上、タイトルだけじゃなく作中も違和感だらけ。だったのはある意味正解。絶妙に見破れず悔しいが、その分真相解明時にはカタルシスを感じ面白かった。2025/11/28
歩月るな
9
2023年作品の文庫化。装画はカオミン先生。解説・有栖川有栖って情報が(帯には当然出てるけど)本を開かないと出てこない、そんな謎サプライズあるか? 今年、氏の作品に触れていて良かった。カオミン先生の装画本で「しおかぜ市」の描写が出てきたのは私もイメージの不一致が甚だしく、正直しんどかったが、デスゲームが始まり、……最後まで無駄な描写は無いのがこの作家だ。不快感を覚えた読者には「うちの早坂がすみません」みたいな気分になった(何様だこいつ)。カオミン先生の装画で他の人たちも見たいが、それが出来ないわけで……2025/12/14
KDS
8
冒頭は犯人視点で綴られた「しおかぜ市一家殺害事件」。その後、突然の場面転換により名探偵死宮遊歩が語る「迷宮牢の殺人」へと移る。七人の男女が迷宮の中で目覚め、そこで死宮自身も参加するデスゲームが始まる。集められたのは、六つの迷宮入り事件の犯人達。そこから脱出できるのは互いに殺し合いをして生き残った一人だけ。その中には「しおかぜ市一家殺害事件」の犯人も含まれている。どういうことなのかさっぱりわからないが面白すぎて頁を捲る手が止まらない。もしかしてこれは…と思い始めた所で種明かし。伏線の数が凄く感嘆するばかり。2025/12/07
huraki
6
とある住宅街で起きた凄惨な事件と名探偵の死宮遊歩から語られる迷宮牢の事件。交互に話が進むなかで意外な展開を見せていく。すべてを読み終えたとき随所に企みが張り巡らされたことに驚かされる、遊び心に満ちたミステリだ。2025/12/13




