光文社新書
現代アートバブル―いま、何が起きているのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334034726
  • NDC分類 706.7
  • Cコード C0271

内容説明

アートバブルという言葉がにわかに注目を集めている。ここ数年、現代美術を扱うアートマーケットが空前の高騰を続けており、投資資産としても関心の的となっている。雑誌メディアでは頻繁にアート特集が組まれ、テレビや新聞紙面でもアートマーケットの話題を目にするようになった。いま、現代アートの世界でいったい何が起きているのであろうか。著者はこの本を通して、多くの人に現代美術の状況や、選び方、そしてなにより楽しみ方を伝える。

目次

第1章 現代アートの潮流(アートは社会と連動する;九〇年代のアート;「統合的な理念」から「断片化した現実」へ ほか)
第2章 アートマーケットの現状(アートマーケットという劇場;「アート」と「マーケット」の蜜月;世界のトレンドがわかるアートフェア ほか)
第3章 自分と世界を知るヒント(現代美術は難解?;現代美術を楽しむために知識はいらない;日本人と美術 ほか)

著者等紹介

吉井仁実[ヨシイヒロミ]
1967年東京都生まれ。印象派、近代美術を扱う銀座吉井画廊勤務を経て、’99年HIROMI YOSHII EDITIONを設立。杉本博司、横尾忠則等の版画制作を企画・出版する。2001年ギャラリービル・六本木コンプレックスを立ち上げ、現代美術ギャラリーhiromiyoshiiを同ビルに開廊。’05年六本木の現代美術ギャラリーT&G ARTSのディレクターに就任、同年11月にhiromiyoshiiを清澄白河に移転。主に9.11以降の国内外の注目アーティストを取り扱い、海外にも日本人アーティストを積極的に紹介(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミツ

9
これはひどい。現代アートのギャラリーを経営している著者がビジネスあるいはコミュニケーションツールとしての現代アートを語る。現代アートの潮流を論じる1章は勉強にはなるが用語や概念の説明が曖昧で結論も陳腐。2章はアート市場の現状を紹介しビジネスとしてのアートを説明する。展覧会や個展の事情は興味深いがそれ以上に著者のコネ自慢が鼻につく。3章はアートの効果、コミュニケーションとしてのアートを論じるが、自身が所有しているアート作品を自慢して一目置かれることでコネクションがつくれます、ではあまりにあんまりではないか。2013/02/10

中島直人

3
(図書館)現代アートの、美術界における位置付け、意義と、それに対する接し方に関するアドバイス。著者の目的にマッチした良い本だと思います。2023/08/13

reiko

3
現代アートは敷居が低く間口が広いものだよと言いながら、本の内容そのものは中級〜上級者向けというか…。ちょっと飛び込んでみようかな〜という人は読んでも一章でくじけちゃいそうな印象を持った。2016/03/08

たろ

2
「物質的豊かさを横並びで追い求めた20世紀に対して、プライベートな心の豊かさを求めるようになった21世紀には、よりアートを身近なものとして楽しんでもらえるのではないか」SNSが急速な拡がりをもつ出版から10年経つ今を、筆者はどのように切り取るのだろう。 「アートは世代を超えたコミュニケーションツール」「真実の思いが顧客の心を動かす」★★★2019/01/26

くろねこ

2
全然アートに詳しくない人も、こういうふうに楽しめるよ!っていうところがよかった。手が届く範囲で、家に飾るアートをちょくちょく買うのもすてきだね。2010/09/24

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