歴史新書
村田新八―西郷と大久保二人に愛された男

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800314178
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

村田新八は、西郷と大久保の幼少期からともに行動し、二人から自らの後継ぎ的な存在として認められていたにも関わらず、西南戦争で命を落とした。2018年大河ドラマ『西郷どん』において、キーパーソンになりそうな人物、村田新八の生涯を読み解く。配役は堀井新太。

内容説明

西郷や大久保と幼少期から一緒にいたのか?幕末期にどんな活動をしていたのか?なぜ西郷に従って鹿児島へ帰ったのか?なぜ司馬遼太郎は、村田新八に惹かれたのか?ほんとうにアコーディオンを弾いていたのか?西郷の死の瞬間まで寄り添った最側近の知られざる足跡と人物像に迫る!日付までわかる詳細年譜付き。

目次

第1章 知られざる村田新八の生涯(生家・高橋家と養家・村田家;精忠組の一員として国事に奔走する;流刑の身となり一年半の喜界島生活 ほか)
第2章 人間像・事績・エピソードの真相(村田新八と西郷隆盛;残された手紙から探る人間像;坂本龍馬・中岡慎太郎との邂逅 ほか)
第3章 “資料編”もっと知りたい人のために(“出典付き”村田新八詳細年譜;村田新八関係系図;関連史跡案内 ほか)

著者等紹介

桐野作人[キリノサクジン]
1954年、鹿児島県生まれ。立命館大学文学部卒業。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員

則村一[ノリムラハジメ]
村田新八と永倉新八を中心に気の向くままに幕末の人物を追いかけることを趣味とする

卯月かいな[ウズキカイナ]
法政大学文学部史学科(通信教育課程)を卒業予定。日本近代史を薩摩藩中心に研究している。まち歩きやウォークラリーの歴史ガイドをつとめた経験もあり。明治維新史学会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田中峰和

5
西南戦争で多くの逸材を亡くした薩摩が長州閥に政権を奪われたのは有名な話。村田新八もその一人だが、手紙や資料がわずかに残るのみなので、謎の多い神秘的な人物だ。城山の戦場で死ぬ直前前手風琴を奏でたのは、司馬遼太郎の過剰な演出だが、音楽や美術を愛した風流の人であったのは事実らしい。洋行中の船上で食事マナーの悪さを指摘された薩摩人の面々。頑固党の頭領株だった新八は、わざとステーキ肉を串刺しにして食いちぎったエピソードが残る。洋行組で唯一政府の一員にならず、西南の役に加わった新八。謎が多過ぎて、主人公になりにくい。2018/04/14

きさらぎ

3
村田新八の初の本格評伝とあるが、それほど資料が豊富な人物ではないので「評伝」としてはコンパクト。ただ200頁強の新書に25頁の年表(出典付)があるなど「本格的な史実本」という印象。新書と学術書の中間というか、「内容についての信頼性」と「新書的な取っつきやすさ」があるので、村田について多少でも興味があればまず手に取ってみるといいのではないかと思う。ただ共著なので通読すると執筆者間の認識の違いにあれっとなったり、やや雑然とした印象も。西南戦争(有)の地図と京都地図(無)は全体の資料としてあると有難いと思った。2018/02/14

Go Extreme

2
知られざる村田新八の生涯: 生家・高橋家と養家・村田家 精忠組の一員として国事に奔走 流刑の身となり一年半の喜界島生活 薩長間の周旋に尽力 菩薩戦争での足跡 明治新政府・新八と西郷/大久保 岩倉使節団での仕事・ヨーロッパ生活 私学校創設と士族反乱の予兆 西南戦争出征→城山での最期 その後の村田家の人々 人間像・事績・エピソードの真相: 残された手紙・人間像 坂本龍馬・中岡慎太郎との邂逅 剣客ー王政復古政変直後の闘争と負傷 長男・岩熊の留学と戦死 手風琴伝説の真相 司馬遼太郎から見た新八 2024/09/14

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