出版社内容情報
グラフィック工芸家・井上由季子さんの紙作品と住まいを紹介し、小さな工夫から上質な暮らしを作ることを提案。
内容説明
グラフィック工芸家・井上由季子さんの暮らしぶりや美しいものを見極める視点、デザインワークを素敵な写真、エッセイとともに綴りました。透ける紙、和紙、色紙、原稿用紙、サンドペーパー…そこにラインを1本引いてみたり、スタンプを押したり。何気ない紙が少し違う姿になって、暮らしに役立つ小物ができたとき、おもてなしに使えたとき、ちょっとしあわせな気分になります。それが紙に手を加える愉しさ。カサカサ、チョキチョキ、ビリビリ…紙音とともに、暮らしの愉しみを見つけてみてください。
目次
1 くらす(自分らしく暮らすこと;夕暮れに部屋を眺めて感じる「美」;暮らしの中の白と黒;点と線がかわいい;指し込む光と空気が決める色)
2 つくる(手の跡が残るモノづくり、モーネ工房から;「つくる」という作業の前にあるもの;材料のしまい方、道具の並べ方;作る形を教えてくれるデザインソース)
3 つかう(箸袋;菓子敷;菓子袋;ラベル;ポチ袋;便せん;ノート;ラッピング;キャンドル)
4 みせる(モノクロの子供の絵;子供の習字)
著者等紹介
井上由季子[イノウエユキコ]
グラフィック工芸家。京都でグラフィックデザイン工房モーネ主宰。カードや雑貨の製作、出版物の企画・デザインを手がける。身近な材料を使って暮らしをデザインする提案をしている。また、京都市立芸術大学などで講師も務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴロチビ
3
著者の別の本が気になっていたが、たまたまこちらが目について。暮らしを楽しむ遊び心があるというか、とても素敵だなぁと思いつつ、真似をしようと言う気になれない。それは特に食べ物まわりに関してなのですが、コロナを理由にするより以前に「他人が触った食べ物の清潔さを信じられない」という感覚がどんどん広がっている気がするのです。家族やプロならいいとか、プロでも手袋をしてないと不安に感じるとか…。これは集団におけるある種の病いだと思うのですが、自分もそう思う人の気持ちが分かるので仕方ない。個包装に慣れ切ってるのです。2022/03/22
momo
3
ちょっとした工夫やアイデアで暮らしが楽しくなるヒント満載。でもこのちょっとが凡人にはむずかしい(笑)いや、やればできると信じてやってみよう!!2015/01/23
ミズキ
1
こういう本を読むと、何か作りたくなる。簡単にできそうだからよけいに作りたくなった。素敵なアイデア満載。ほんのちょっとの工夫で、暮らしって楽しくなるんだなあ。2010/03/24