内容説明
本書は、調理科学に関するあらゆる事柄を網羅し、しかも調理科学を総合的にみて、すなわち食品、栄養、食品衛生、消化・吸収、栄養生理、心理、嗜好、年齢、食べ方、生活の仕方、地域、環境、歴史、その他さまざまな分野から調理とのかかわりを考え、人間の食に関する事柄をまとめてみようと計画したものである。調理科学の全容を俯瞰する「総論」、関連用語解説の「各論」、資料としての「付表」および「索引」から構成されている。
目次
総論
各論
付表
索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kazuo
1
総論部分が日本調理科学会が取り扱う範囲と理解した。後半の各論については、インターネットの進化した今日では、書籍で提供される形態の需要は低下するだろうし、納得できない定義も散見される。だが総論的な部分の研究と論説は、日常の調理、料理、レシピの一般人専門家の多くの活動とは別に進められるべきではないだろうか。特に調理器具とレシピは科学的に密接な関係にあるので、調理器具とレシピの歴史を新たに研究課題として加えることで社会的貢献度が増すように感じた。2018/04/22
