内容説明
ホームに漂う芳ばしい香り、白く立ちのぼる湯気。旅先で、通勤通学の最寄り駅で、思わず引き寄せられる「駅そば」。早くて、安くて、美味しい―「駅そば」は鉄道文化と地域文化が見事に融合した“身も心も温まる”ファーストフードです。日本全国、北から南まで「駅そば」を通して、さまざまな文化や旅情を味わってください。
目次
第1章 日本縦断「駅そば」紀行
第2章 「駅そば」メニュー百科
第3章 「駅そば」の主役、麺・つゆの薀蓄
第4章 「駅そば」を彩る名脇役たち
第5章 「駅そば」雑考
第6章 「駅そば」百年史
著者等紹介
鈴木弘毅[スズキヒロキ]
昭和48年、埼玉県生まれ。中央大学文学部卒業。旅好きが高じて、駅そば、道の駅、スーパーマーケット、日帰り温泉など旅の脇役にスポットを当てたホームページを作成。独自の旅のスタイルを模索し、各種雑誌等に情報を寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ビイーン
27
駅そばは大好物。夜小腹が空くと、ついつい誘惑に負けて食べてしまう。ああ、痩せなくちゃ…。北は北海道から南は九州まで、全国津々浦々の駅そば紀行の旅をしてみたいなあ。2018/05/03
きゅー
10
全国津々浦々の駅そば店の実食レポートから始まり、駅そばメニュー、駅そばの麺・つゆ、駅そばの什器(どんぶり、はし等)、駅そばの歴史など、1冊を通して駅そばを深堀りする体裁が特徴的な一冊。細かいところまで気配りの効いた文章と、著者の情熱の相乗効果で読み応えのある一冊となっている。本書は駅そばファンにとって良きガイドブックとして活用できる。ふだん見慣れた駅そばが、こんな熱意をもって営まれていると知るのは驚きでもあった。駅そばのために駅に行く、という著者の言うことももっともだ。2021/03/19
シンドバッド
10
NHKラジオ番組に著者が出演していたことで知り、読んだ。 駅そばは、大変身近であるが、これをここまで深めている人がいるとは!驚愕の一言! 東西の違いの検証などは、正に実証そのもの。 私のお気に入りの駅そばの記事は無し。味覚は個人差があるから当然かな? 2015/12/04
マカロニ マカロン
9
個人の感想です:B。駅そばとはホームや通路などの改札内、待合室などの改札外、駅を出た時点で見える列車の待ち時間を利用して腹を満たすための屋台式のそば店のこと。関東風と関西風のそばつゆの変わり目は関ヶ原、薬味のネギは三島・富士を境に東は白ネギ、西は青ネギなど、実地調査の結果が興味深い。但し2007/5発行なので、日本縦断駅そば紀行での掲載店は駅舎の改装や路線の変化などによりかなり閉店やメニューが変わってしまった店が多いようだ。個性ある店舗やメニューが失われるのは残念だ。2015/10/27
林 一歩
3
駅そばを食べ巡る一人旅に出かけたくなりました。2011/08/31