地図と地名で読む世界史

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  • サイズ A5判/ページ数 294p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784534037671
  • NDC分類 209
  • Cコード C0022

出版社内容情報

歴史的な事件や出来事の多くは、地理的な条件が大きく関係している。本書は、地理・地形とともに歴史を読む際に重要なアクセントになる地名も重視。単なる歴史事実の羅列ではない、なぜこうなったのかが空間的にイメージできる、新しい視点をもたらす一冊。

内容説明

歴史上のすべての争いや出来事は地理や地形と密接に関係している。何をめざして国々は動いたのか?どんな背景があったのか?人類の数千年にわたる壮大なドラマを世界地図と地名から眺めてみよう。

目次

Foundation 世界史と大自然のかかわり(人類史の舞台はこうして誕生した)
First Stage 世界史の駆動力になった西アジアと地中海(西アジアと地中海世界の動き)
Second Stage イスラーム帝国の誕生で大きく動き出す世界(イスラーム世界が一体化させたユーラシア;イスラームに対抗して自立するヨーロッパ)
Third Stage ヨーロッパにより進められた世界の一体化(地球規模で膨張するヨーロッパ;ヨーロッパ世界に組み込まれたロシアとユーラシア北方圏 ほか)
Fourth Stage 新たに変容を迫られる伝統世界(イスラーム世界の変貌と終わらぬ苦悩;海で結びつくインド世界と東南アジア ほか)

著者等紹介

宮崎正勝[ミヤザキマサカツ]
1942年、東京都生まれ。東京教育大学文学部史学科卒業。都立三田高等学校、九段高等学校、筑波大学附属高等学校教諭(世界史担当)、筑波大学講師(常勤)などを経て、現在は北海道教育大学教育学部教授。その間、1975年から1988年までNHK高校講座「世界史」(ラジオ・TV)常勤講師。二十数年間、高等学校「世界史」教科書の編集・執筆に従事している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

188
家に閉じこもって娘と向かい合ってもやることがなく、とりあえず世界史の話をしてみた。その時のネタ本である。同著者の本はいくつかあるがこれは簡単そうなので選んでみた。直接の読み聞かせではなく、ちょっと読んでは面白いところを説明。本棚にこれがあってよかった。地名の由来が面白いのか、小4の娘はだいぶ話を聞いてくれた。2020/04/25

まさにい

5
ふとしたきっかけで、久保田サキの『異邦人』を聞いたら、無性にトルコ(イスタンブール周辺)とヨーロッパの関係について知りたくなった。そこで新井政美の『オスマンvsヨーロッパ』という本を読み始めたのだが、専門的すぎて(私には)地理的名称が頭に入ってこない。地図と首ったけで読めばそれでもどうにかなるような気がするのだが、民族や宗教も頭に入ってこない。そこで、古本屋でこの本に巡り合う。まずは地図も解説もあるこの本で予備知識をつけないと前述の本が読めない。でもこの本でアップアップだった。中近東の歴史は非常に難しい。2017/02/08

てまりがみ

2
世界史がある程度頭に入っている状態で、別の切り口から改めて学べるという本。正直なところ地名の由来は1割くらいしか覚えていないし、地図も平凡なものだったが、「地形」の視点が取り入れられていてよかった。小ネタはたくさん収集できた。2021/09/13

ヒコ。

2
地図が豊富で分かりやすい。特に白眉なのは元の繁栄を支えたのはユーラシア大陸東西8000kmを結ぶ草原の道だったという指摘、イスラムの砂漠の道、西ヨーロッパの海の道、文明を繁栄させるのは道なのだなと。しかし地名の由来の多くは蛇足じゃなかろうか、(○○は○○語で港の意味)とか言われても、だから何?としか。地名の由来は精選されたい2015/07/28

菅原 亮介

2
 とにかく地名とその由来が多出します。地域ごとに2~3千年単位くらいのスパンで地名を読み解いています。読み飛ばさずに丁寧に読んだので、通読するのに時間がかかりました。イラストも豊富だし、飽きさせない工夫もあるので、かなり良い本です。勉強になりました。  しかし、最初に読む世界史の本としては辛くて嫌になってしまうかも知れません。2013/04/27

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