内容説明
道義(モラル)、物語(ロマンス)、小説(ノベル)の3テーマの視点から、漱石文学の真髄を読み解く異色の漱石論。
目次
1 道義の時代(坊っちゃんのアイデンティティ;楽園喪失―『草枕』と『故郷』;借景の文学―『二百十日』;母を打つ―『虞美人草』)
2 物語の時代(知と愛―『三四郎』;代助の冒険―『それから』;異空間へ―『門』;漱石の満韓旅行)
3 小説の時代(高等遊民とは何か―『彼岸過迄』;男の不安、女の苦悩―『行人』;挑戦としての失敗作―『こころ』;大陸放浪者たち)
道義(モラル)、物語(ロマンス)、小説(ノベル)の3テーマの視点から、漱石文学の真髄を読み解く異色の漱石論。
1 道義の時代(坊っちゃんのアイデンティティ;楽園喪失―『草枕』と『故郷』;借景の文学―『二百十日』;母を打つ―『虞美人草』)
2 物語の時代(知と愛―『三四郎』;代助の冒険―『それから』;異空間へ―『門』;漱石の満韓旅行)
3 小説の時代(高等遊民とは何か―『彼岸過迄』;男の不安、女の苦悩―『行人』;挑戦としての失敗作―『こころ』;大陸放浪者たち)