内容説明
日本、朝鮮、中国、ベトナム、トルコ―西欧の脅威と文明への憧憬、伝統との格闘と利用、複雑に絡み合う近代国家建設への模索と連関を描く。
目次
1 総論―アジアの国民国家構想
2 一九世紀後半の日本における北進論と国民国家構想―笹森儀助の行動・思想を中心に
3 近代朝鮮における国民国家構想と民衆運動
4 近代中国の国民国家構想とその展開
5 二〇世紀初頭のベトナムにおける開明的儒学者たちの国民国家構想
6 トルコにおける国民国家構想と近代日本の接点―トゥラン主義の日本における展開
7 アジアにおける国民国家の構造と機制―比較史の視座構築のために
付録1 インド―国民国家建設の周辺三題
付録2 国民国家研究をめぐる一二のテーゼ
著者等紹介
久留島浩[クルシマヒロシ]
1954年生まれ。現在:国立歴史民俗博物館研究部教授
趙景達[チョキョンダル]
1954年生まれ。現在:千葉大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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