出版社内容情報
本書は、国が異なる人だけでなく、老人や障害を持つ人などあらゆる他者との関わりを「異文化コミュニケーション」ととらえ、そこに潜む問題点に迫るものです。各章にテーマに沿った設問を設けてあるので、自分で考える力を養成するテキストとしても最適です。
内容説明
今日のグローバル化社会では、毎日の生活の中で異なる文化をもつ人たちとのコミュニケーションが増加している。また、モノやカネ、サービスや情報の文化移動が容易に行われ、それが国内ばかりではなく、外国にも影響を及ぼすようになってきたので、これからますます地球規模で物事を考えることが重要となってくる。そのため、これまでの外国人とうまくコミュニケーションがとれるようになるといった実利的な面ばかりではなく、地球時代に生きるうえでの思考力や教養を身につけることが強く求められている。この本では、既存の国民国家を軸にした異文化コミュニケーションだけではなく、あらゆるコミュニケーションを異文化コミュニケーションとしてとらえた形での異文化コミュニケーション論を扱っている。キーコンセプトはmulticulturalism(多文化主義)で、これはさまざまな文化をグローバルな視点で考えることである。
目次
1 空間、時間、異文化コミュニケーション
2 異文化コミュニケーターとしての通訳者
3 異文化コミュニケーションと誤解の接点
4 異文化コミュニケーションにおける言語選択―「英語の普及」をどう捉えるか
5 「地球都市」の出現とコミュニケーション
6 マスメディア(CM)と異文化コミュニケーション
7 障がい者、高齢者とのコミュニケーション
8 女性と異文化適応―日本人母親の場合
著者等紹介
伊佐雅子[イサマサコ]
沖縄大学助教授
池田理知子[イケダリチコ]
国際基督教大学準教授
灘光洋子[ナダミツヨウコ]
城西国際大学専任講師
今井千景[イマイチカゲ]
関西国際大学専任講師
吉武正樹[ヨシタケマサキ]
オクラホマ大学大学院生(博士課程在学中)
山田美智子[ヤマダミチコ]
オクラホマ大学大学院生(博士課程在学中)
岩隈美穂[イワクマミホ]
オクラホマ大学大学院生(博士課程在学中)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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