出版社内容情報
不安の時代を生きる私たちは、不安とどのように向きあえばいいのだろうか。本書は不安を身体的なものと認知的なものに分類し、進化論、精神分析、心理学、脳科学といった視点から、不安がどのようにあらわれるかを読み解く。そして、不安が目の前の不確かさに対処し、積極的に問題解決に向かう心の機能であることを明らかにする。
内容説明
不安は、ネガティブで否定すべきだけのものだろうか。誰しもが抱く普通の感情のはたらきを知ることで、生き抜いていくための力となす。
目次
序章 不安ですべてが始まる
第1章 不安とはどのような感情なのだろうか
第2章 フロイトによる不安の精神分析的理解
第3章 グレイによる不安の神経心理学的理解
第4章 フロイトとグレイの不安論の特徴
第5章 感情を進化の適応的過程として理解する
第6章 質問紙は不安を本当に測っているのだろうか
第7章 不安を脳波で測る
第8章 不安はパーソナリティでありこころの変化の中継路である
第9章 不安の力とは何だろうか
著者等紹介
坂野登[サカノノボル]
1962年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位修了。翌年、文学博士。ライプチッヒ大学医学部臨床神経生理学部門研究助手(1964‐1966)、京都大学教育学部助教授・教授(1970‐1997)。ライプチッヒ大学心理学研究所ブント記念講座客員教授(1980‐1981)、神戸親和女子大学教授、名古屋女子大学教授などを歴任。現在、京都大学名誉教授。専門は教育神経心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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