目次
1 本多光太郎の足跡を辿る―交流のあった人々
2 ワインの真正評価法
3 形状記憶合金 ニチノールの誕生
4 材料科学の巨人 アランコットレル卿の足跡
5 不完全さの効用―結晶格子欠陥研究小史
6 結晶転位論と山口珪次博士
7 W.L.ブラッグ―X線結晶学の始祖―結晶構造解析、そして結晶塑性、泡模型への貢献
8 隕鉄の冷却速度は百万年に何℃?―“ウィドマンステッテン構造”が語るもの
9 発表の技法―パワーポイントの功罪
10 「材料の破壊」のグリフィス理論再訪
11 小説の中の金属・小説の中の研究者
12 原爆開発・金属研究所創設・金属学史執筆―非凡なメタラジストC.S.スミスの軌跡
13 鋼の中の炭素の発見―C.S.スミスの論文紹介
14 化学革命―それに続く化学の基本概念の形成
15 書くこと読むこと 断想―執筆・翻訳・書評
16 セレンディピティの誕生と拡散そして迷走
著者等紹介
小岩昌宏[コイワマサヒロ]
1936年名古屋市に生まれる。2008年新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会設備健全性、耐震安全性に関する小委員会委員。工学博士、京都大学名誉教授。専攻:材料物性学、拡散、相変態、内部摩擦(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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