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内容説明
史上空前の大合戦「関ヶ原の戦い」。戦術上も動員兵力からも優勢であった石田三成率いる西軍はなぜ敗れたのか?天下制覇、信義、裏切り、闘志…。ある者は時代の転換期を上手に読んで、そつなく「勝ち組」に入っていた。またある者は人脈のかぎりを尽くして、懸命の生き残りをはかりながらもわずかな差で明暗を分けた…。愛憎渦巻く戦場で、男たちは何のために戦ったのか。渾身の傑作歴史ドキュメント。
目次
第1章 関ヶ原勝敗の研究―家康と三成を分けたもの(シミュレーションによる西軍の圧勝;ビューロクラット石田三成の正体 ほか)
第2章 知られざる関ヶ原―そのとき武将たちは(慶長三年(一五九八)七月十三日 「五大老」「五奉行」制定される
慶長三年八月十八日 豊臣秀吉死去 ほか)
第3章 「勝ち組」―東軍参戦武将(福島正則―誤解される豊家恩顧の猛将;井伊直政―開戦の口火を切った“赤鬼” ほか)
第4章「負け組」―西軍参戦武将(島左近―三成を支えた猛将;大谷吉継―仁義の将の心の底にあったもの ほか)
第5章 関ヶ原の総決算―豊家崩壊す(戦後に復活した武将たち;大坂の陣―豊家崩壊す)
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
1958(昭和33)年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒業。同大学文学部研究員を経て、現在は作家、歴史家として独自の史観にもとづく著述活動を行なっている。『歴史研究』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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