内容説明
大空を自由に飛ぶ鳥に、人はどんな思いを託してきたのか。白鳥伝説、三足烏の謎、鷹狩り、鵜飼、鴬の鳴合せなどなど、人と鳥との関わりを渉猟。図版多数収録。
目次
1 ホトトギス(時鳥)―鳴いて血を吐く夏の鳥
2 ツル(鶴)―長寿を保つめでたい鳥
3 タカ(鷹)―天皇や将軍が愛した猛き鳥
4 ハクチョウ(白鳥)―霊界へ飛ぶ白いつばさ
5 トキ(朱鷺)―絶滅の道を歩んだ悲運の鳥
6 ウ(鵜)―貪欲に魚を飲み込む
7 フクロウ(梟)―英知の鳥か凶兆の鳥か
8 ウグイス(鴬)―さえずりで人を魅了する
9 カラス(烏)―霊力を持つ神の使者
著者等紹介
国松俊英[クニマツトシヒデ]
1940年、滋賀県に生まれる。同志社大学商学部卒業。日本児童文学者協会、日本野鳥の会、宮沢賢治学会会員。童話や児童小説を書く一方、自然や野鳥を題材にした本を多数執筆。また、鳥の文化史について深い関心をもち、その研究や調査活動を熱心に行っている。東京都町田市在住
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