出版社内容情報
伝説の名教師による幻の古文参考書、第三弾! 文法を基礎から身につけつつ、古文の奥深さも味わえる、受験生の永遠のバイブル。解説 島内景二
内容説明
『古文の読解』『古文研究法』の著者による、伝説の参考書の文庫化第3弾!「文法を忘れたまえ」―著者は冒頭でこう言い切り、変遷する日本語を画一的ルールで説明することの限界を示した。それでも著者が文法を熱く説くのはなぜか?それは、文法を学ぶ本当の目的は、ものごとの「すじみち」を通す考え方の訓練に他ならないからだ、という。詳細かつユーモアあふれる指導のもと、受験生の誰もが疑問に思った問題に視点をさまざまに変えて取り組めば、古文の読み解き方も味わい方も自然に身につくであろう。半世紀以上にわたり受験生のバイブルとして親しまれた入門書の決定版。
目次
第1部 文法そのもの(活用のしかた;接続のしかた;品詞の分けかた;文をどう考えるか)
第2部 文法と古典解釈(古典語の世界;古典語の言いかた)
余論 表記法のはなし(古代特殊仮名づかい;歴史的仮名づかい;現代仮名づかい;送り仮名の使いかた)
著者等紹介
小西甚一[コニシジンイチ]
1915‐2007年。三重県生まれ。東京文理科大学国文科卒。東京教育大学文学部教授、筑波大学文芸・言語学系教授を歴任、のち筑波大学名誉教授。文学博士。専門は比較文学。1951年『文鏡秘府論考』により日本学士院賞受賞。海外の複数の大学から客員教授として招かれる。また英語・フランス語・中国語等を習得し、外国の新しい研究法を国文学に活かす手法でも知られた。能・狂言・俳句にも造詣が深く、それらの研究書も多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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