出版社内容情報
北野武がラップ小説!? 漫談と小説が奇跡の融合!? オンリーワンよりもナンバーワンよりも大切なものがここにはある。 疲労もポン! これが「小説」の覚醒剤。現代日本の悩みを吹き飛ばす、小説家・北野武の圧倒的な才能が詰まった傑作「純、文学」作品集、ついに刊行!
内容説明
疲労もポン!これが「小説」の覚醒剤。
著者等紹介
北野武[キタノタケシ]
ビートたけし。1947年、東京都足立区生まれ。72年、ツービート結成。漫才ブームとともに絶大な人気を誇る。89年『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー。97年『HANA‐BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。2010年、フランスの芸術文化勲章「コマンドール」を受賞。18年、旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
171
天才・北野武はどこへ向かうのだろう。そんなことを思った。書き下ろしの3作を含めて有り余る才能を何処に発揮させたいのか・・私が言うのもおこがましいが、この人を超える才能の持ち主が現れない限り、たけちゃんはこの世界に君臨し続けるのだろうなぁ。そんな時代の目撃者になるのもなぜか寂しい。と、レビューとは違う感想を持って読み終えてしまった。2019/11/23
旅するランナー
143
何が純文学だ、コノ野郎っ! 脱法小説、ノーパン会話、やりたい放題いいたい放題すべり放題じゃねぇかっ! すべてを笑いにしちゃうタケシさんは、生粋のコメディアンであり、生まれながらのエンターテイナーであり、死ぬまでひょうきん族なんだろう。O橋K泉さんとN嶋S雄さんネタには、笑っちゃうけど、ひまだ!って感じてる人は、どうぞ読んでみて下さい。どうもスイマセン。2019/12/23
ダミアン4号
63
シモネタ、罵声(「バカヤロ」「コノヤロ」「死んじまえ」)気にするものぞ!テレビ等で耳にするビートたけし“そのまんま”!以前、又吉氏が芥川賞に輝いたのを見て「俺も!」って言ってたけど…まさか“これで”って事はないよね?(笑)芸能界の悪名高き“ドン”との交遊録“ゴルフの悪魔”ラップ?でもイマイチ字数が合わない“ホールドラップ”居酒屋に集ったオヤジ達の会話から膨らむ“粗忽飲み屋”書き下ろしの3作はコントの台本そのもの…毒が強い会話劇…眉を顰める人もいるかも…でも意外と…これ、本心だったりするから…たけちゃんは…2019/11/27
Tsuyoshi
45
短編集。小説という感じは皆無。毒舌トークやコントのような掛け合いなど、北野フリークである自分は楽しめたが、若い人にはどうなんだろうか?2019/12/05
nemuro
37
図書館で見かけ、どれどれ北野武を活字で体験してみようかと借りてみた。帯には「2019年秋、小説家・北野武、始動」とあった。笑ったのは「実録小説 ゴルフの悪魔」。O橋K泉さんの「やりたい放題我儘ゴルフ」には、お腹がねじれるほど。さすが天下の遊び人。話半分に割り引いたとしても凄いオジさんである。巻末の「初出」によれば、「ゴルフの悪魔」は『週刊文春』に掲載されたもので、「誘拐犯」などは書き下ろし。文春のエッセイは良しとしても、せっかくの書き下ろしだが、正直、ビートたけしのネタの域を出ていない気がしないでもない。2020/05/29