語源に隠された日本史

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309022642
  • NDC分類 812
  • Cコード C0081

出版社内容情報

私たちがふだん使っている言葉のルーツから、古の日本人の知られざる暮らしぶりや社会の仕組みがわかる、歴史学者が書いた語源の本。

【著者紹介】
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。現在、明治学院大学教授。専攻は日本古代史。歴史哲学。日本の思想・文化の研究に取り組む一方、広範な分野での執筆活動も行なう。

内容説明

ヤマト朝廷の時代から江戸・明治の世まで、その言葉が生まれたころの意味や使われ方にさかのぼると、当時の社会のようすや人々の暮らしぶりが、いきいきとよみがえる!

目次

1章 語源に隠されたヤマト朝廷の時代(最初の貨幣がつくられてから流通するまでの長い道のりとは?―銭;古代、紙の代わりに広く使われていた素材とは?―お札 ほか)
2章 語源に隠された平安貴族の時代(平安期以後に定着した刀のつくりとは?―鎬を削る;武士の発生とともに生まれた武士道を体現する言葉―一騎討ち ほか)
3章 語源に隠された武士と戦乱の時代(鎌倉期以後にあらわれた、新しいお寺のあり方とは?―旦那;貨幣の流通による商業の発達ぶりがわかる言葉―売り言葉に買い言葉 ほか)
4章 語源に隠された江戸・明治の時代(小売業に「定価」という考え方が生まれたのはいつか?―札つき;江戸のベストセラー作家井原西鶴が広めた言葉―胸算用 ほか)

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。現在、明治学院大学教授。専攻は日本古代史、歴史哲学。比較文化的視的を用いた幅広い観点から日本の思想、文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フリスビー

12
言葉はつねに変化している。だから、言葉の用法を追っていくことは最高の娯楽だと思う。本書では、古代から歴史と関連付けて解説しているので、羅列された辞典とは比べ物にならない面白さだ。室町時代まで宮廷内で行われていた「相撲」と、江戸時代に興行化した「大相撲」とはまるで別物ということが、「弓取式」や「関取」という言葉の語源を通してよく分かった。「挙句の果て」「けりがつく」が連歌から来ているとは想像もつかなかった。姓や地名のルーツも多く、自分の国の歴史を正しく知ることの重要さを思い知らされた。2018/04/11

Tadasu Nunotani

2
若干史実確認が荒っぽい点はさておいて、 読み物としては充分楽しめるかと思います。2014/05/15

たかむら

1
雑学としては楽しめるものの、各項目が中途半端。考証が尻切れトンボっぽくて、モノ足りない感じで終わってしまう。本書を入門書として、その先は自分自身で調べろと言うことか?だとしたら納得できないでもないが、それならそれでその先の当たり方を示してほしいなぁ・・・2015/04/23

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