内容説明
図書館や文庫での書見の愉しさを述べ、読むこと、探求することの本来の意味を学生たちに語る。旧き時へ想をめぐらすとき、記憶の底にあることばの相が、しだいにその輪郭をあらわす。日本語の碩学が自在に渉猟することばの世界。国語学者の随想集。
目次
思ふこと
見ぬ代の人を友とすること
近況
ワシントンDCにて独吟歌仙
新しい学年を迎へて思ふこと
思案のしどころ
私の読んでゐる雑誌
昭和四十六年の反省
初心
林間の小徑での対話〔ほか〕
著者等紹介
山田俊雄[ヤマダトシオ]
1922年東京に生まれる。1944年東京帝国大学文学部卒業。日本語の歴史専攻。成城大学名誉教授
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