出版社内容情報
※猫が怖い思いをする作品は、一つもございません!
猫×ホラーの書き下ろしショートショート集!
愛猫の死後、起きるようになった不思議なこととは(三津田信三「白猫と黒猫」)。
彼女の家の中に、まさか元カノの飼い猫が? (岡崎琢磨「瞳孔」)
社畜の私が、飼い猫と入れ替わった? (上條一輝「かわりばんこ」)
その女は猫を飼っていた“はず”だった(澤村伊智「りこしゃん」)。
祖母の頼みを聞いた私に、その猫はひどく怒って……(神永学「猫の箱」)。
猫の可愛さと怪異の恐怖にひれ伏す、猫×ホラー25作品!!
●執筆陣
岩井志麻子、岡崎琢磨、小田雅久仁、尾八原ジュージ、伽古屋圭市、柏てん、上條一輝、神永学、北原尚彦、貴戸湊太、久真瀬敏也、香坂鮪、佐藤青南、澤村伊智、斜線堂有紀、高里椎奈、高野結史、高橋由太、土屋うさぎ、塔山郁、猫森夏希、林由美子、松下龍之介、三日市零、三津田信三
【目次】
内容説明
愛猫の死後、起きるようになった不思議なこととは(三津田信三「白猫と黒猫」)。彼女の家の中に、まさか元カノの飼い猫が?(岡崎琢磨「瞳孔」)社畜の私が、飼い猫と入れ替わった!?(上條一輝「かわりばんこ」)その女は猫を飼っていた“はず”だった(澤村伊智「りこしゃん」)。祖母の頼みを聞いた私に、その猫はひどく怒って…(神永学「猫の箱」)。猫の可愛さと怪異の恐怖にひれ伏す、猫×ホラー25作品!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
50
良かったですね! 「猫で窒息したいミステリー」に続く今作ですが、あまり怖くないものから不思議な話もあれば、ゾッとするような怖いものまで。個人的に印象的なのは伽古屋さんの「雨の音。血の匂い。」かな。この作品らしさは殆どなかったけど(苦笑)2025/09/20
Kanonlicht
41
『猫で窒息したい人~』に続く猫ショートショート第二弾。帯にあるように「猫が怖い思いをする」話はないにしても、猫が人に害をなすのは猫好きとしてはちょっと複雑。ということで、猫が怖くない「オレオ」「猫が鳴くと夜が来る」「箱の猫」がオススメ。純粋な怖さでいうと「チャチャがいない」が一番怖かった。2025/08/24
ちょん
29
帯!!帯の殺し文句最強すぎました。「猫が怖い思いをす作品はひとつもございません」最強。猫好きの気持ちをよくご存知で。どんなに怖い本が読みたくても、猫が出てくる本が読みたくても猫が辛くなるような話は一切読みたくないので、この帯に拍手してしまった。表紙も好きすぎる。短い猫にまつわるホラーがたくさんで幸せ、一気に読みました。三津田さんの話は安定して怖くて良い。斜線堂さんの猫はこれぞ悪猫って思えてニヤニヤ。世の中の全ての猫に幸あれ( ΦωΦ )2025/08/10
シオン
15
前作はミステリー、今作はホラー。前作を越えてきた!ショートなので読みやすいという事もあるが、読了後ゾクっとする話、ちょっと泣ける話、今の世の中の事件とホラーをうまく結びつけていて、う〜んと唸ってしまう話等々、25編どれも大満足。いつもだと特に面白かった話を忘れないように記載するのだが、今回は全て良かった。ホラーと猫😺合うんだな。また忘れた頃に読み直して、繰り返し楽しみたい作品。2025/08/29
eyemu
10
昔は猫が苦手だったんだけど。 モ◯サンドのおかげで、猫が大好きになった。 猫は愛されても、愛されなくても怪異になるものなんだな。 …と、深く思いました。 猫かわこわ。 2025/08/07