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出版社内容情報
“この先、デザインが機械に委ねられたとしても、かたちとからだを結びつける体験は基礎技術を学ぶうえで欠かすことはできない。”(「監修者まえがき」より)
世界中で読み継がれてきた不朽の名著、遂に復刊!
スイスのグラフィックデザイナー/タイポグラファー、そして教育者でもあるアーミン・ホフマンによるグラフィックデザインの伝説的教科書『Graphic Design Manual: Principles and Practice』(1965)の日本語版が遂に復刊です。2022年にNiggli社から刊行された改訂版をベースにした、新訳・新版になります。
本書の特徴
・基礎の重要性を強調:造形における基本的要素として、点、線、対置、文字と記号に分け、それらがグラフィックデザインにおいてどのように機能し、意味を生み出すのかを、豊富な図版とともに解説しています。
・実践的なアプローチ:ホフマン自身の作品や、彼が教鞭をとったバーゼルAGS(バーゼルデザイン学校)の学生による習作などを例に、理論が実際に応用される過程を示しています。
・現代的な視点:清潔感・可読性・客観性を追求した「スイススタイル(国際タイポグラフィ様式)」の確立に大きく貢献したホフマンのミニマルなスタイルは、現代のグラフィックデザインにおいても重要なインスピレーション源となっています。
【目次】
監修者まえがき 永原康史
まえがき ジョージ・ネルソン
はじめに アーミン・ホフマン
点
線
対置
文字と記号
翻訳者あとがき 古賀稔章
内容説明
本書は、1965年の初版(日本語版は1968年)の刊行以来、長らく絶版となっていた名著の改訂新版である。その出版当時から、本書は根本的に新しい試みとして、グラフィックデザインの諸問題に対する方法論的なアプローチを提示してきた。その目的は、初歩的な基本原理から、より精緻で複雑なプロセスへと段階的に学びを進めることにある。図像やフォルムといった構成要素の分析を通じて、その固有の規則を明らかにする。素材の合理的な扱い方から得られる知識は習得可能であり、あらゆるデザイナーやタイポグラファーに求められる能力の一部を構成するものだ。本書の方法論的なアプローチは、今日のコンピュータ画面上でのデザインにも当てはまる。パーソナルコンピュータ(PC)によって自動化された、文書の作成、編集、印刷の技術は、ますます一般へと普及している。デスクトップパブリッシングに、非常に高度な概念的思考と体系的手法が求められるなかで、コンピュータの時代の要請に合わせて体系的に構成された本書は、この分野の新たなユーザー層にとって貴重な入門書としての役割を果たすだろう。
目次
点 文
点 図版
線 文
線 図版
対置 文
対置 図版
文字と記号 文
文字と記号 図版
著者等紹介
ホフマン,アーミン[ホフマン,アーミン] [Hofmann,Armin]
1920年、ヴィンタートゥール(チューリッヒ)出身。1947‐1987年、バーゼル総合職業学校で教鞭をとり、グラフィックデザイン専攻長を務める。アメリカ合衆国ニューヘイブンのイェール大学スクール・オブ・アートのグラフィックデザイン専攻の教授、ティチーノ州ブリッサーゴのイェール・サマースクールのディレクターを歴任。グラフィックデザイン、絵画、彫刻の作品の自主制作活動を展開。ヴィジュアルコミュニケーションの教育プログラム、教育のプロセス、体系的教育に関する講演、セミナー、出版活動を行う。芸術的な制作物や教育者としての専門的活動に関する展覧会を多数開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。