出版社内容情報
話題の映画『室町無頼』が2025年1月公開!
原作者 垣根涼介と『応仁の乱』著者の呉座勇一、『足軽の誕生 室町時代の光と影』著者の早島大祐との対談を中心に信長以前の「日本史ノワールの時代」とは一体どんな時代だったのかを読み解く一冊となります。
内容説明
近年、信長登場以前の室町時代に注目が集まるようになった。15世紀後半の「応仁の乱」の頃はまさに弱肉強食、超二極化の時代ともいえる。人々は疫病の流行や飢饉に苦しみ、都市部に貧民が流入。戦乱と一揆が頻発し、乱暴狼藉を働く足軽が台頭する混沌とした時代。混迷の現代と室町時代を重ねて浮かび上がってくるものとは?本書は、ベストセラー小説『室町無頼』の著者・垣根涼介を中心に、気鋭の歴史学者たちが「日本史ノワールの時代」を語り、論じた一冊である。
目次
序章 ダイジェスト応仁の乱
書評 『室町無頼』応仁の乱を準備したアウトローたちの危険な躍動
第1章 応仁の乱から現代を照射する
第2章 日本人は室町時代をどのように描いてきたのか
第3章 歴史研究と歴史小説の接点とは
第4章 室町時代の終焉と織田信長の登場
第5章 室町時代の東西対立構造と応仁の乱
著者等紹介
垣根涼介[カキネリョウスケ]
作家。1966年生まれ。筑波大学卒業。サラリーマン経験を経て作家に。『御前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞。『ワイルド・ソウル』で大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞し、史上初の三冠受賞。『君たちに明日はない』で山本周五郎賞を受賞。『極楽征夷大将軍』で直木賞を受賞
呉座勇一[ゴザユウイチ]
国際日本文化研究センター助教(専任教員)。信州大学特任助教。1980年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)(東京大学)。『戦争の日本中世史―「下剋上」は本当にあったのか―』で角川財団学芸賞を受賞
早島大祐[ハヤシマダイスケ]
関西学院大学教授。1971年生まれ。京都大学大学院博士後期課程指導認定退学。京都女子大学教授を経て現職。文学博士(京都大学)
家永遵嗣[イエナガジュンジ]
学習院大学教授。1957年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。成城大学短期大学部助教授などを経て現職。博士(文学)(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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