リヒャルト・ワーグナー―激動の生涯

リヒャルト・ワーグナー―激動の生涯

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  • サイズ A5判/ページ数 503p
  • 商品コード 9784276224452
  • NDC分類 762.34

内容説明

波瀾と冒険にみちあふれたワーグナー70歳の生涯を、克明にたどる伝記。本当の父親は誰だったのか?ドレスデン革命、ルートヴィヒ2世との友情、ヴェーゼンドンク夫人、コージマとの劇的な出会。革命児ワーグナーのたどった足跡が生々しく語られる。オペラ界の巨星ワーグナーの生涯を限りなく真実に近い形で再現した超大作。

目次

1 幼少年時代(父親は誰なのか?;楽匠ウェーバーの訪問を受けて)
2 遍歴時代(花形女優ミンナ・プラーナー;パリへの逃避行;楽壇の寵児リストに会う)
3 ドレスデン時代(ウェーバーの遺骸をドレスデンへ;ワーグナーを崇拝するハンスリック)
4 スイスにおける亡命生活(たまゆらの恋;ショーペンハウアーへの傾倒;「ダンテ」交響曲を弾くリスト)
5 再びさすらいの旅に(ルツェルン、そしてパリ;ライン河畔の寓居ビーブリヒ)
6 バイエルン国王の賓客として(ルートヴィヒ2世の婚約;ひとり悩むコージマ)
7 バイロイトの楽匠(少年の名はフーゴー・ヴォルフ;ルートヴィヒ2世、総練習に出席;ニーチェの背反)
8 あまたたびイタリアへ!―最後の4年(ルノアールとの会見、そして「パルジファル」の初演;ヴェネツィアに死す)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

6
奇しくも同時に読んでいた『ブッデンブローク家の人びと』と同時代にワーグナーは生きた。バッハはその庇護者たる教会の形式と聴衆の趣味、そして音調の法則に仕える者だった。優れた音楽は自我を抑えることによって生まれる。だが、ワーグナーにとっては音楽は「自我」である。劇場の形式や聴衆の希望を顧みず、自己のなかにあるものを誠実に表現しなければ真の音楽とならない。そのために社会は彼に奉仕すべきであって、彼が社会に奉仕するのではない。不倫も贅沢も芸術に必要なのである。この虫のいい要求の代わりに、彼は身を削って傑作を創る。2021/07/03

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