依存症者を治療につなげる―対人援助職のための初期介入(インタベンション)入門

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依存症者を治療につなげる―対人援助職のための初期介入(インタベンション)入門

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  • サイズ A5判/ページ数 141p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784272420179
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0011

出版社内容情報

治療を受けようとしない依存症者に周囲は苦労し通し。本書で初期介入を体系的に学べば成功率は80%。チェックリスト多数付。

依存症者の周囲が一番苦労するのは、本人が治療を受けようとしないことです。初期介入はそのための技法で、正しく行えば成功率80%。本書は初期介入を体系化に学べる初めての援助職待望の本。便利なチェックリスト多数付。

第一章 依存症の理解と初期介入(インタベンション)の必要性
 疲れきってしまう周囲の人たち
 必要とされる初期介入(インタベンション)
 知っておきたい依存症の初期症状
  ◆アルコール依存症の進行プロセス
 依存症につきものの「否認」とは
 あわせて否認の背景を理解する
 否認への対応
  ◆面接技法
 対応のポイントと援助者の役割
 イネイブリングについて
 家族以外のイネイブラー
  ◆イネイブリング・チェックリスト
 イネイブリングをやめるとどうなるか
  ◆(「私(I=アイ)」を主語にした会話の例

第二章 インタベンションの実際
 初期介入の流れ
 チーム・メンバーと三つの基本態度
 チーム作り
 時間と場所
 具体的な例にそって
 リハーサル
  ◆リハーサルのチェックリスト
 介入の日
  ◆リーダーの役割 インタベンションの場面
  ◆リーダーの役割 アフターケア
 失敗したときにどうするか?
  ◆効果的なインタベンション
  ◆不成功に終わるインタベンション

第三章 とくに困難な例・家族の共依存・援助者のセルフケア
 困難な背景と対応の留意点
 家族と共依存の問題
 とくに子どもに目配りを
  ◆5つのタイプの子どもたち
 援助者がイネイブラーになってしまうわけ
  ◆専門職のイネイブリングとは
  ◆イネイブリングを避けるためのチェックリスト
 日々のセルフケアの大切さ
  ◆セルフケアチェック

【著者紹介】
(株)アスク・ヒューマン・ケア取締役研修相談センター所長、水澤都加佐カウンセリングオフィス所長。保健所・役所・企業のスーパーバイザーや、「インタベンション講座」の講師を20年以上つとめる。主な訳書に『自殺、なぜ? どうして』『子どもの悲しみによりそう~喪失体験の適切なサポート法』(大月書店)、著書に『自分を好きになる言葉』(講談社)、『もえつきの処方せん』(アスク)など。

内容説明

依存症者の対応に困っている人たちへ。正しく行えば成功率80%。初期介入(インタベンション)を学べる待望の本。便利なチェックリスト付。

目次

第1章 依存症の理解と初期介入の必要性(疲れきってしまう周囲の人たち;必要とされる初期介入;知っておきたい依存症の初期症状 ほか)
第2章 初期介入の実際(初期介入の流れ;チームメンバーと三つの基本態度;チームづくり ほか)
第3章 とくに困難な例・家族の共依存・援助者のセルフケア(困難な背景と対応の留意点;家族と共依存の問題;とくに子どもに目配りを ほか)

著者等紹介

水澤都加佐[ミズサワツカサ]
1943年生まれ。ソーシャル・ワーカー、カウンセラー。(株)アスク・ヒューマン・ケア取締役・研修相談センター所長。特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)副代表。治療・援助者のスーパーバイザー、企業や官庁のメンタルヘルスアドバイザーとしても活躍。’05年、横浜にHRI(Healing&Recovery Institute)を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ほわっと

1
「『収入源』確保のため、患者をできるだけ長く引きとめる」…このような支援者が善意の仮面を被って支援していることがとても恐ろしく感じた。そういう専門職の方に是非読んで頂き、それは患者に対する「イネイブリング」の一種だと気づいて欲しいと思える本だと思った。2015/03/29

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