出版社内容情報
現代の貧困・労働問題の根は女性労働問題にある――。男性の非正規化の遥か以前から低条件や無償の労働を強いられてきた女性たちの働き方を再検証し、男女が共に働きやすく次世代を育成できる労働社会を構想する。
目 次
序章 いま、なぜ女性と労働か(藤原千沙・山田和代)
1章 誰が正社員から排除され、誰が残ったのか(三山雅子)
【ノート】氷河期世代の女性たち(古知朋子)
2章 事務職にみる女性労働と職場の変化(駒川智子)
【ノート】派遣労働問題の本質(水野有香)
3章 「消費される農村」と女性労働(渡辺めぐみ)
4章 女性労働と専門職(鵜沢由美子)
【ノート】ケア労働をどのように意味づけるのか(齋藤曉子)
5章 戦後日本の性「労働」(小野沢あかね)
【ノート】人間らしく働き続けたい(圷由美子)
6章 ジェンダー雇用平等と労働運動(山田和代)
【著者紹介】
[編]藤原千沙(ふじわら ちさ)
岩手大学准教授社会科学系(社会政策・母子福祉)。共著に『社会政策のなかのジェンダー』(木本喜美子ほか編、明石書店)、『フェミニスト・ポリティクスの新展開』(足立眞理子編、明石書店)、『福祉社会の歴史』(佐口和郎ほか編、ミネルヴァ書房)、『福祉国家とジェンダー』(大沢真理編、明石書店)など。
[編]山田和代(やまだ かずよ)
滋賀大学経済学部准教授(戦後日本労働史)。共著に『同一価値労働同一賃金原則の実施システム』(森ます美・浅倉むつ子編、有斐閣、近刊)、『ジェンダー視点から戦後史を読む』(米田佐代子ほか編、大月書店)、『労働とジェンダー』(竹中恵美子編、明石書店)など。
内容説明
“非正規労働”の原型。
目次
序章 いま、なぜ女性と労働か
第1章 誰が正社員から排除され、誰が残ったのか―雇用・職業構造変動と学歴・ジェンダー
第2章 事務職にみる女性労働と職場の変化―「女性活用」の限界と可能性
第3章 「消費される農村」と女性労働
第4章 女性労働と専門職
第5章 戦後日本の性「労働」―売買春をめぐる権力関係と社会的背景
第6章 ジェンダー雇用平等と労働運動
著者等紹介
藤原千沙[フジワラチサ]
岩手大学准教授(社会政策・労働問題)
山田和代[ヤマダカズヨ]
滋賀大学経済学部准教授(戦後日本労働史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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