シリーズ大学生の学びをつくる ９９％のための経済学入門―マネーがわかれば社会が見える （第２版）

山田 博文【著】

大月書店（2016/07発売）

• サイズ A5判／ページ数 236p／高さ 21cm
• 商品コード 9784272111213
• NDC分類 331
• Cコード C0033

出版社内容情報

1％の富裕層に仕える経済学ではなく99％の生活者のための経済学を。アベノミクスの矛盾や中国経済など最新データを補足した第2版１％の富裕層に仕える経済学ではなく、99％の生活者のための経済学を。世界の潮流はすでに投機的経済の規制、再分配の強化へと舵を切っている。アベノミクスのもたらした矛盾や中国経済の動向など最新のデータを補足した第2版。

第2版への序文
はじめに――１％のための経済学から99％のための経済学へ
１章　経済学って，なに？
２章　なんのために働くのか？
３章　グローバル化は何を変えたのか？
４章　好況と不況はなぜ生まれるのか？
５章　日本の経済成長とはなんだったのか？
６章　経済大国日本で，なぜ貧困と格差が拡大するのか？
７章　「金融」は世の中を豊かにしたのか？
８章　日本の財政は破綻するのか？
９章　アメリカと日本の経済は一体なのか？
10章　ウォール街はなぜ破綻したのか？
11章　戦争は経済と関係するのか？
12章　日本は東アジアで孤立するのか？
13章　私たちはどんな経済社会をめざすのか
補章　古典に学び「カジノ型金融独占資本主義」を読み解く
索引・参考文献

山田　博文［ヤマダ ヒロフミ］
群馬大学名誉教授。商学博士。1949年，新潟県生まれ。中央大学大学院商学研究科博士課程満期退学（単位取得）。日本証券経済研究所，八戸大学をへて群馬大学教育学部で教鞭をとる。2015年に退職し、現在は複数の大学で非常勤講師を務める。

内容説明

誰もが普通に働いて暮らす―そんな「あたりまえ」が実現できないのはなぜ？経済を知ることで見えてくる。

目次

経済学って、なに？
なんのために働くのか？
グローバル化は何を変えたのか？
好況と不況はなぜ生まれるのか？
日本の経済成長とはなんだったのか？
経済大国日本で、なぜ貧困と格差が拡大するのか？
「金融」は世の中を豊かにしたのか？
日本の財政は破綻するのか？
アメリカと日本の経済は一体なのか？
ウォール街はなぜ破綻したのか？
戦争は経済と関係するのか？
日本は東アジアで孤立するのか？
私たちはどんな経済社会をめざすのか？
経済学の古典から現代資本主義を読む

著者等紹介

山田博文［ヤマダヒロフミ］
群馬大学名誉教授。商学博士。１９４９年、新潟県生まれ。中央大学大学院商学研究科博士課程満期退学（単位取得）。以後、（財）日本証券経済研究所、八戸大学、群馬大学で研究教育に勤しみ、２０１５年３月定年退職。以後、各大学の非常勤講師や講演、社会貢献活動を展開（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[ヒデミン@もも]

99%の意味がわからずに借りたが、非常にわかりやすかった。大学の先生が、若者達相手に目を見て話し、その瞳がキラリと輝いた瞬間をつなぎ合わせてできた本だけある。が、この国の未来をその若者達にだけ背負わせるのではなく、どうしたら99%の私達が幸せを実感できるのか具体的に指示を仰ぎたい。

2016/08/23

[樋口佳之]

不況を政府が買い取ってやる政策は，1930年代世界恐慌以来，各国政府がおこなってきた代表的な景気対策/現代の金融資本主義まで語るとてもわかりやすい、その意味でも99パーセントのための本でした。

2018/03/17