内容説明
シアトルで発明家のための財団を運営するモリー。父の遺した特許料で前途有望なアイデアに投資するはずが、ここ最近成立案件はゼロ。それもこれもお抱えコンサルタントのハリーがことごとくボツにするせいだ。そんな折、モリーを狙った脅迫行為が発覚。どうやら過去のボツ案件に関係あるらしい。四角四面のエリート学者ハリーと筋金入りの実業家モリー。迷走するふたりの恋をよそに脅迫はエスカレート。真相究明に乗りだしたふたりはついに命まで狙われはじめる…。
著者等紹介
クレンツ，ジェイン・アン［クレンツ，ジェインアン］［Ｋｒｅｎｔｚ，Ｊａｙｎｅ Ａｎｎ］
アメリカンロマンス界を代表するベテラン作家。これまで３０作品以上を『ニューヨークタイムズ』のベストセラーリストに送りこんでいる。ロマンス小説においての受賞経験は枚挙にいとまがなく、アマンダ・クイック名義によるヒストリカル作品も。現在は夫とともにシアトルで暮らす
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感想・レビュー
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ち～
39
発明家を支援する財団の理事を務めるモリーと、そのコンサルタントの科学者ハリー。発案を全て却下するハリーにイラつきながらも好意を寄せていた。ハリーも、モリーに夢中だけれど己の内に隠された能力に恐れて本当の自分を閉じ込めていた。厄介な性格に加えて面倒な身内を抱えるハリーだが、モリーも何者かから嫌がらせを受けるようになり…ハリーは自分で否定してきた力でモリーを救い、モリーは好奇心とパワフルな行動力でハリーのトラウマや身内を打ち破る。固い絆で結ばれていくロマンスも身内のドタバタもサスペンスも、どれも面白かった！2018/10/24
じょじょ
6
この作家さん好きになっちゃった( *´艸)やっぱりハーレクイン風味の所はイラッとするけど ハラハラドキドキわくわくしながら読んだ。この方が書くヒロインは本当に心が深く広い。すっぽりと安心感に包まれる感じと 無鉄砲で我が強い部分とが癖になる。2021/12/30
おっくん
4
アメリカ人はもっと独立心旺盛で大人になると個人的な生活を送るのかと思っていたら、ハリーの場合は親族に頼られっぱなし。酷いとは思うけど、これだけ能力が高いと仕方ないかな？その能力も両親族からの遺伝もあるみたいだし、その上超能力もあるみたいだし。ミステリーロマンスというカテゴリーだけど、親族の中で葛藤して脱却していく心理描写が丁寧で重点的。それにしても欧米人の恋愛は最初に身体が引かれ合い、そこから恋を次に愛を自覚して結婚に至る、というパターンが多いのかな？そこは理解しにくい。2013/05/14
たまきら
3
頼ってくる家族たちの個性がサイコー。海兵隊つながりもアメリカらしくって笑える。ファミリードラマと思って読むととってもあたたかくていいです。サスペンスは、七味ぐらいの味付けですね。2014/05/16
紫野
2
親戚たちにイラっとさせられたが、ヒロインが救いになってくれるようで、色々まとめて大団円でよかったと思う。でも、トキメキ要素は少なめ？2011/09/28
