出版社内容情報
曹操と袁紹の戦いが始まった。曹操はまき餌の策を使い、袁紹軍の指揮官文醜を深入りさせる。顔良に続き文醜を討った関羽は、曹操への義理を果たす。玄徳が袁紹のもとにいること知った関羽は、立ち去る準備を進める。だが曹操は避客牌をかけて、関羽にいとまごいをさせない。一日でも早く玄徳に会いたい関羽は、力づくで五関を突破する。
目次:
まき餌の策/避客牌/関門突破/関西の周倉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
13
故あって、曹操に就く関羽。奸雄曹操さえも右腕にしたいと思ってこそ。だが、劉備の居所が分かったとたん、約束どおり曹操の下を離れる。それを表面上は快く受け入れる曹操。だが、信義の違いに嫉妬しているのは一目瞭然。2024/02/02
コウメ
13
関羽雲長、文醜と顔良を斬る2019/03/21
SIN EIM
11
【忠義を貫き】劉備の元に行く。関帝として神となり、商売には義が必須であると人々に広めたという。この千里行のエピソードがその教えを確固たるものとしたのだろう。「塩の密売に関わっていたという民間伝承があり、義に厚いとされる事から商売の神として祭られた」。なんでか、そろばんの発明も関羽の業績となっているらしい。千里行の終盤に仲間になる周倉も関帝廟で祭られている。ちなみに、この周倉は、千里走る赤兎馬に追いつくために、900里を走る馬を見つけ、残る百里は馬を抱えて自分が走ったという人外エピソードがある(演義限定)2025/04/22
できるだけ
9
関羽が劉備を訪ねて3千里。周倉が仲間に加わった。2019/07/20
わたー
8
★★★★★関羽の千里行。曹操の熱烈なラブコールもなんのその、生きていると知った劉備の元へ。想いも通じず、部下まで切られる曹操がひたすら不憫。2020/03/28
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