出版社内容情報
曹操と袁紹の戦いが始まった。曹操はまき餌の策を使い、袁紹軍の指揮官文醜を深入りさせる。顔良に続き文醜を討った関羽は、曹操への義理を果たす。玄徳が袁紹のもとにいること知った関羽は、立ち去る準備を進める。だが曹操は避客牌をかけて、関羽にいとまごいをさせない。一日でも早く玄徳に会いたい関羽は、力づくで五関を突破する。
目次:
まき餌の策/避客牌/関門突破/関西の周倉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
13
関羽雲長、文醜と顔良を斬る2019/03/21
gtn
12
故あって、曹操に就く関羽。奸雄曹操さえも右腕にしたいと思ってこそ。だが、劉備の居所が分かったとたん、約束どおり曹操の下を離れる。それを表面上は快く受け入れる曹操。だが、信義の違いに嫉妬しているのは一目瞭然。2024/02/02
わたー
8
★★★★★関羽の千里行。曹操の熱烈なラブコールもなんのその、生きていると知った劉備の元へ。想いも通じず、部下まで切られる曹操がひたすら不憫。2020/03/28
できるだけ
8
関羽が劉備を訪ねて3千里。周倉が仲間に加わった。2019/07/20
みゃーこ
8
関羽は見事曹操の期待に答え豪傑二人を一刀打にする。惚れ惚れするな~。劉備が生きていたことが判り、「避客牌」で関羽との別れを拒む曹操はまるで恋する乙女だ。いずれは劉備の元に去っていくことは判っていても惜しむ気持ち切ないです。曹操が関羽にそこまでいれあげていたというところ、人間臭いところも曹操にはあったんだな~。どんどん引き込まれる物語だ。2012/12/03