内容説明
商業経済の繁栄、都市型文化の形成、農業・医学などの伝統的な科学技術の深化と発展、そして、最後の王朝交代劇―西洋との邂逅によって、新たな中国文明の景観を創出した時代―!!
目次
緒論
第1章 社会経済の発展
第2章 初期の啓蒙思潮と政治文明の新要素
第3章 総括するなかで発展した伝統的な科学技術
第4章 多民族国家の強化と発展
第5章 政治の発展と国家の経済および民衆の生活
第6章 清代前期・中期の文化意識とその業績
第7章 西洋学問の東洋への伝播と中華文明の外国への伝播
著者等紹介
稲畑耕一郎[イナハタコウイチロウ]
早稲田大学文学学術院教授。1948年、三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、大学院文学研究科博士課程修了。これまでに南開大学東方芸術系客員教授、北京大学中国古文献研究センター客員教授などを兼任。専門は中国古典学。文物藝術展のプロジェクトなどに携わる
袁行霈[エンコウハイ]
北京大学中文系教授。人文学部主任、国学研究院院長、国際漢学家研修基地主任、中央文史研究館館長。1936年生まれ。北京大学中文系卒業。東京大学外国人教員、ハーバード燕京研究所客員研究員、シンガポール国立大学・台湾淡江大学・香港城市大学などの客員教授を歴任。専門は中国古典文学
厳文明[ゲンブンメイ]
北京大学考古系教授。1932年生まれ。北京大学歴史系考古学専業卒業。国学研究院博士課程指導教授。中国考古学会副理事長、国際先史原史学連盟理事等を歴任。主な専門は新石器時代考古学。河南省洛陽市の王湾遺跡、山東省長島県の北庄遺跡、湖北省江陵県の紀南城遺跡等の発掘調査の責任者を務めた
張伝璽[チョウデンジ]
北京大学歴史系教授。1927年生まれ。北京大学歴史系研究生として翦伯贊に師事して秦漢史を研究。中国秦漢史研究会顧問、国家教育部中高歴史教材審査委員会委員等を務めるとともに、香港珠海書院、韓国高麗大学客員教授等を歴任。主な専門は秦漢史、中国古代経済史、歴史地理
楼宇烈[ロウウレツ]
北京大学哲学系教授。1934年生まれ。北京大学哲学系哲学専業卒業。北京大学国学研究院中国伝統文化博士課程指導教官、同大学宗教文化研究院名誉院長、教育部社会科学委員会委員、全国宗教学会顧問、国際儒学連合会顧問等を務める。専門は中国哲学史、仏教史に関する研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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