内容説明
体に障害を持つくるみさんと出会い、まりえは知る。明るくひたむきな、くるみさんの気持ちや悩みを、そして、いつか願いはかなうという希望を。心に寄りそう「応援歌」にのせて、それぞれの想いが響きわたっていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Naomi
11
図書館でふと目に留まり、「体に障害を持つくるみさんと出会い、~」という文が気になり読んでみたら、よかった。小学6年生のまりえは、総合の時間に「障害者」について学んだ。担任であり、父親である「ヨサク」が、「本物の障害者」を連れてきてくれることに。応援歌とともに、いろんな人の想いがつづられていく。ミスチルとか、ジュディマリ、スピッツの曲があって嬉しくなった。他にも、イエモンとか、ルナシーとか、B’sとか。題名にもなっている、佐野元春の「サムディ」はわたしでもわかった。この著者の他の本も読んでみたいと思う。2014/07/31
kuntan
1
この本は、障害者のくるみさんと出会う本です。父子家庭でしかも先生がお父さんというとても珍しいパターンですが、実際にありそうな感じで描いており、自分も先生がお父さんだったらこうなるだろうなというのが書いてあり、とても共感が持てました。自分も親が先生なのはちょっと嫌ですし。 障害者でも明るく生きるくるみさん、亡くなったお母さんのことを全然話さないお父さん。 この本にはいろいろな歌が登場して、自分は「みんな歌に支えられているんだな」と思いました。 最後に楽しい感じで終わるのがよかったです。2020/01/14