ケースから学ぶ高齢者ケアにおける介護倫理

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  • サイズ B5判/ページ数 169p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784263235171
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C3047

内容説明

倫理には「たった1つの正解」があるわけではない。『よりよく生きる』ための、考え方(ツール・道具)を提供する学問である。そして、その「ツール」を用いて、現場で、皆様自身が「高齢者の立場に立ってよく考える」ことが、『介護倫理』を実践することになる。

目次

第1章 介護倫理の基礎(なぜ介護に生命倫理は必要か?;「私は120歳まで生きたいわ」―自己決定と意志能力)
第2章 日常ケアの介護倫理(「縛らないでくれ!わしは犬ではない!」―転倒と拘束:倫理4原則の衝突;「どうか、もう一口だけでも食べてください!」―食事・内服の拒否;「介護中に事故が起こったらどうなるの?」―リスクマネジメント;「虐待の疑いにどうすればいいの?」―虐待と守秘義務;「『本人か家族でなければ教えられない』のは正しいの?」―介護現場における個人情報保護;「休みなしの長時間労働で疲れがとれません」―介護者の労働環境)
第3章 終末期ケアの介護倫理(「早くお父さんにお迎えに来てほしいの」―終末期ケアの介護倫理)
第4章 介護倫理の実践(倫理コンサルテーションの実際;介護事故の裁判外紛争解決―ADRとメディエーションの実際;事前指示書―アドバンス・ディレクティブ作成の実際)
付録 『私の四つのお願い』

著者等紹介

箕岡真子[ミノオカマサコ]
浜松医科大学医学部卒業。早稲田大学大学院バイオエシックス専攻卒業。箕岡医院内科医、東京大学大学院医学系研究科医療倫理学分野客員研究員。主な研究はバイオエシックス、介護と生命倫理、終末期医療の倫理

稲葉一人[イナバカズト]
中京大学法科大学院教授、久留米大学医学部客員教授、熊本大学大学院客員教授、元大阪地方裁判所判事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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