宝島社文庫<br> 小説 きみの色

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宝島社文庫
小説 きみの色

  • 著者名:佐野晶【著】/「きみの色」製作委員会【原作】
  • 価格 ¥819(本体¥745)
  • 宝島社(2024/07発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
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  • ISBN:9784299050779

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内容説明

高校生のトツ子は、人が「色」で見える。そんなトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことに。トツ子をはじめ、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた……。バンドの練習場所は、離島の古教会。音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。周りに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を偽ったり――やがて訪れる学園祭、そして初めてのライブ。会場に集まった観客の前で見せた三人の「色」とは。

思春期の少女たちが向き合う自立と葛藤、恋模様を『映画けいおん』、『映画 聲の形』『平家物語』などの山田尚子監督が描く青春群像物語。
8月30日の劇場公開に先駆けて、完全ノベライズ化!

 2024「きみの色」製作委員会

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツン

68
映画もきれいだったけど、やっぱりノベライズが一番好き。書き込みが多いからね。3人の続きが読みたいです。2024/09/03

よっち

32
人が「色」で見える高校生のトツ子。同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女きみと、街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年ルイとバンドを組む青春小説。トツ子をはじめ、それぞれ誰にも言えない悩みを抱えている彼女たちの練習場所・離島の古教会。音楽で心を通わせていく三人の間に、友情とほのかな恋愛めいた感情も生まれ始めていく展開で、周囲との関係に苦しんだり自分を偽ったりしながら、学園祭や初めてのライブで見せる3人それぞれの色があって、居場所が変わっても変わらない絆を感じさせてくれる関係がとても眩しい物語でした。2024/09/26

maxseki

13
山田尚子監督によるオリジナル劇場作のノベライズ。基本的にそのままの内容だが、劇場版では語られていなかったところまで描写されているので、より作品への理解が深まる。大きな事件が起きるわけでもなく決して派手な作品ではないが、高校生たちの葛藤や成長を描いた物語は静かな感動を生む。ただ、音楽や映像美を堪能できる劇場版のほうが圧倒的オススメである。2024/09/19

kenitirokikuti

13
京アニ出身のアニメ監督山田尚子による劇場用オリジナルアニメ映画『きみの色』のノベライズである。偶然同じ週に漫画家押切蓮介原作の実写映画『サユリ』を見たので、80年代生まれのブルジョワ女と70年代生まれの底辺男の差を突きつけられてしまった。わたしは70年代生まれだが、ブルジョワに昇格し損ねてドロップアウトした身分なので、とても微妙な気持ちにさせられた。『きみの色』のほうだけと、軽音楽のディテールに比べると、カトリックのミッションスクール生(しかも受洗者)のディティールが弱めでそこは残念に感じた。2024/09/16

baboocon

11
原作のアニメ映画を観に行った直後に購入して読了。アニメでは画と台詞でしか語られなかった登場人物たちの背景がていねいに説明されていて良い補間になっている。天真爛漫で朗らかなトツ子と、一見大人びてクールだけど内面は控えめなきみ、優しくて二人を包み込むようなルイ、三人の組んだバンド「しろねこ堂」は永遠に続くものではないとしても、青春のひとときの原色の輝きをたしかに残したよ。2024/09/04

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