出版社内容情報
\令和6年版光村教科書1~6年の説明文で解説/
教材が見える!授業が見通せる!!ためのスイッチ活用術
本書の概要
令和5年3月に刊行した『小学校国語 教材研究ハンドブック』では、ひとつの教材に「閉じる」のではなく、どんな教材でも読むことができるようになる、いわば汎用的な「読む力」を育てるための「開かれた」教材研究の視点として「ユニット×スイッチ」を提案しました。
国語授業で学ぶべき内容として示したその「28のスイッチ」を、具体的な教材にそって、教材研究と授業づくりの姿で示したのが本書です。
本書からわかること
6年間で育てたい「読む力」が、系統表で一目で分かる
本書冒頭では、説明文の5つのユニットと28のスイッチを横軸に、令和6年版光村図書教科書の1~6年の説明文を縦軸に並べ、教材ごとに付けたい力を一覧で示しました。また、スイッチを
習得スイッチ(◎)
活用スイッチ(○)
定着スイッチ(・)
に分類し、どの教材で習得し、それは次のどの教材で活用され、定着させるのかという、学びの系統性も明確にしています。
教科書内で手引きのある教材をすべて掲載し、押さえたいスイッチ(指導事項)を踏まえた教材分析と、教師の発問と子どもの反応例による授業の具体の姿を解説しています。
まだ先行実践のない新教材の授業づくりがわかるのはもちろん、定番教材の授業も、スイッチを働かせることで、子どもの学びがどのように深まり、つながり、広がっていくのかを示しています。
「前に」が言える子ども、「次に」が言える教師になろう
これが本書のコンセプトです。
「この○○は、『前に』勉強した「たんぽぽのちえ」と同じだ!」と過去の学習を今の学習に生かせる子どもの姿。
「今回学んだことは、『次に』「どうぶつ園のじゅうい」というお話を読むときにも出てくるから、覚えておこうね」と見通しをもって語ることができる教師の姿。
そんな豊かに育ち合う国語教室をめざして、本書を提案いたします。
こんな先生におすすめ
国語の授業づくりを楽しめていない先生
国語が苦手な先生
もっと楽しい国語授業をしたい先生
国語で何を学ぶのか実感をもって授業をしたい先生
内容説明
令和6年版光村教科書1~6年「物語文」教材で解説。「前に…」が言える子ども、「次に…」が言える教師になろう。
目次
第1章 解説編(ユニット・スイッチとは;「つなぐ」教材研究を「開かれた」学びに生かす!;令和6年版光村教科書学年別物語文一覧;ユニット・スイッチポイント解説;スイッチの活用・定着を図る 教師の発問5選)
第2章 実践編(1年;2年;3年;4年;5年;6年)
著者等紹介
茅野政徳[カヤノマサノリ]
山梨大学大学院准教授。川崎市の公立小学校に勤務後、横浜国立大学教育人間科学部附属横浜小学校、東京学芸大学附属竹早小学校を経て、2018年から現職。「創造国語の会」主催。光村図書出版小学校国語教科書編集委員
櫛谷孝徳[クシヤタカノリ]
神奈川県・相模原市立清新小学校教諭。相模原市の公立小学校に勤務後、横浜国立大学教育人間科学部附属横浜小学校、相模原市立麻溝小学校を経て、2022年から現職。光村図書出版小学校国語教科書編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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