内容説明
摂食障害のミニエンサイクロペディア。Introductionとして、「はじめて摂食障害を診る医師のQ&A」を新設。巻末には、筆者が実際の診療で使用している患者向けパンフレットを収載。このほか、疫学と発生機序については最新データを、臨床像として近年増加している「働く女性」を追加。治療については、筆者が実践している外来通院治療法を解説し、支持的精神療法や難治例についての記述も補充。さらに薬物療法の内容を一新。
目次
Introduction はじめて摂食障害を診る医師のQ&A
第1章 摂食障害の概念と歴史
第2章 摂食障害は世界的に増えている
第3章 病因と発症機序は複雑である
第4章 さまざまな臨床像
第5章 診断は難しくない
第6章 さまざまな合併症とcomorbidity
第7章 治療は難しい
第8章 予後
著者等紹介
切池信夫[キリイケノブオ]
大阪市立大学大学院医学研究科教授・神経精神医学、医学博士。1971年大阪市立大学医学部卒、同大附属病院臨床研修医、臨床研究医、助手を経て、1977年北野病院精神科。1979年~1980年米国ネブラスカ州立大学医学部薬理学教室留学。1982年大阪市立大学講師、1992年同大助教授、1999年同大教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あもなか。
5
「摂食障害と寄りそって回復をめざす本」をぐっと詳しくした内容。医療従事者向け。データが詳しく載っている。「introduction Q&A」「ⅠEDの概念と歴史」「ⅡEDは世界的に増えている」「Ⅲ病因と発症機序は複雑である」「Ⅳさまざまな臨床像」「Ⅴ診断は難しくない」「Ⅵさまざまな合併症とcomorbidity」「Ⅶ治療は難しい」「Ⅷ予後」「付録(患者向けパンフレット)」2014/07/22
もけうに
2
専門書的(というか専門書か)で、どちらかというと研究者や治療者向けと感じる。この病気の歴史について書かれていたのが興味深い。2014/08/21