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内容説明
神罰に抗い、人間と竜が結託して神様を殺してしまった世界。創造者を失った世界は次第に崩壊しはじめ、大地は汚染し“腐れ神”と呼ばれる神の呪いが跋扈。人々は竜の遺物で創られた武器“竜具”でかろうじてそれに抗っていた。クラウ・タラニスは、ガラティア王国の第3王子だが、母が庶民の出の側室のため王族とは見なされないばかりか、触れるだけで竜具を壊すため“ガラクタ王子”と蔑まれる日々を送っていた。そんなクラウが、自らを王を予言する者と言い張る、竜族の生き残りの少女“リア・ファール”と出会い、自らの運命を変えてゆく―のちに英雄となるクラウが、心強い仲間達と出会い、人々のために世界を変えてゆく、王道ファンタジーが今幕を開ける!
著者等紹介
藤春都[フジハルミヤコ]
北海道生まれ。『ミスティック・ミュージアム』で第2回ノベルジャパン大賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
9
【試し読み】腐れ神に対抗できる武器、竜具を壊してしまうことからガラクタ王子と呼ばれる主人公が、竜具になれる少女と出会うことから始まる物語。底辺からの成り上がりを描いていく作品だと思われるが、試し読みだけでは世界観の説明や主人公の立ち位置の説明に終始していたのが残念。2018/09/28
まぁ
7
俺TUEEEE系ではあるかと思うんですけど、それにしては主人公が謙虚で結構山あり谷あり。ガラクタと蔑まれる第三王子が廃屋で玉座の名を冠する美少女な剣と出会うことで始まるボーイ・ミーツ・ガールな感じでした。好きなようにやったその先にはきっと玉座があるって信じられる人間性がすごいなぁとしみじみ。個人的には我が王って呼び名が好きでした。2018/10/09
くもり
5
面白かった。面白かったんだけど、ちょっと読みにくかったかな。説明が多くて流れを切られるような感じ。でも竜と人と神と、わくわくしそうな設定だったし、自信満々な竜姫も可愛いかったので、是非続きは読みたい。2018/11/12
しまふくろう
5
リビューキャンペーンの試し読み。表紙も挿絵も良かった。 物語は触れるだけで竜具を壊し周囲から侮られている主人公が彼を王と呼ぶ女性と出会い、という話。 世界に蔓延る腐れ神と呼ばれるモンスター等、設定が面白そうだった。2018/09/27
nawade
5
試し読み感想。母が庶民な上、腐れ神に対抗するための武器を壊してしまうことからガラクタ王子と軽んじられるクラウが王を予言する竜姫と出会い下剋上?する話。仮にも王子に対して裏で悪口を言うくらいならともかく、面と向かって侮辱や暴力を振るうのは、流石に不敬じゃないのか?後、例え王子であっても、いや、王子だからこそ王と呼ばせるのはかなり不味くない?話があまり動いていない段階なので、良くも悪くも印象深い点が少なく、先の不自然に思えた点が気になった。今の所、味方の立場の第一王子との関係がどう変化していくか気になる。2018/09/26